ディーエヌエー、ウィザス、Eストアーなど
本日の日本株式市場では、大幅な価格変動がいくつか見られました。ミタチ(1178)は、サプライズに乏しい決算発表を受け続落。ウィザス(2420)は、大株主のファンドから株式の非公開化提案を受け急伸しています。ディーエヌエー(3115)も、ゲーム事業の好調な売上見通しを発表し急伸。科研薬(4500)では、J&Jとのライセンス契約が好感され続伸しています。また、牧野フライス(9250)は、ニデックによる敵対的TOB発表を受けて急伸、ストップ高比例配分となりました。これらの動きには、企業の財務状況の改善やM&A、株式非公開化の提案といった要因が寄与しています。
増に上方修正しているが、今回は同予想を据え置いている。株価が高値圏で推移していた中、サプライズの乏しい決算発表を受けて、目先の出尽くし感が優勢となる。
<9696> ウィザス 2420 +220急伸。大株主であるシンガポールのファンドから株式の非公開化の提案を受けたことが分かったと報じられている。ファンドによる買収やMBOでの非公開化が提案されているもよう。現在、同ファンドは16.81%の株式を保有しているもよう。ファンド側は塾事業が振るわないことから事業売却を含めた構造改革を求めており、6月の定時株主総会においても、配当の決め方の見直しや買収防衛策の廃止を求める提案を提出している。
<3778> さくら 4390 +230大幅反発。次世代半導体の量産を目指すラピダスが、国内AI開発大手のプリファード・ネットワークス、並びに、国内クラウドサービス大手の同社と協業を検討していることがわかったと一部で伝わっている。あらためて、データセンター事業の拡大が期待される状況にもなっているようだ。なお、ラピダスにとって、次世代半導体の設計・生産・納入までを一貫して国内で完結させる初めての事例になるもよう。
<3549> クスリのアオキ 3215 -36反落。前日に第2四半期の決算を発表。9-11月期営業利益は53億円で前年同期比33.2倍となっているが、第1四半期の73億円からは水準が低下、市場予想の58億円レベルも下回っている。また、前年同期に発生した株式報酬費用を除いた場合、実質2ケタ減益となる形でもあるようだ。第2四半期に連結されたSM買収が利益を押し下げる形となっているもよう。なお、トップラインの強い成長は継続している。
<4631> DIC 3378 -163大幅反落。保有・運営するDIC川村記念美術館を千葉県佐倉市から東京都内に移転すると発表、また、作品数を4分の1程度に減らし、公共性の高い団体と連携して運営する。25年中に作品売却を始め、少なくとも100億円程度の現金収入を見込む。26年以降も段階的に売却を進めて株主還元や成長投資に充てるという。ただ、運営中止を期待する動きも強かったとみられ、配当権利落ちも合わせ本日は下げが目立つ展開に。
<4521> 科研薬 4500 +326大幅続伸。「STAT6 プログラム」に関する開発、製造及び商業化に関する独占的なライセンスをJ&Jに許諾する契約を締結と発表。同プログラムは、アトピー性皮膚炎、喘息などに対する次世代経口治療薬として開発中。25年3月期中に契約一時金として3000万ドルを受領予定、また、最大で12億1750万ドルのマイルストン収入、売上に対し一桁台後半から二桁台前半のロイヤリティ収入を受け取る権利も有する。
<2432> ディーエヌエー 3115 +420急伸。ゲーム事業の見通しを前日に発表。同事業の売上収益は、第1四半期(4-6月期)が112億円、第2四半期(7-9月期)が113億円だったが、第3四半期(10-12月期)は250億円以上になるもよう。10月30日よりスマホ向けポケモンカードゲーム
「Pokemon Trading Card Game Pocket」のサービスを開始、好調に推移している。25年3月期に関しては依然見通せないとも。
<4304> Eストアー 1504 +300ストップ高比例配分。投資ファンドの日本成長投資アライアンスがTOBを実施すると発表、同社ではTOBへの応募を推奨するとしている。TOB価格は1953円で前日終値比62%のプレミアムとなる。TOB期間は25年3月4日から4月1日まで。子会社化後は、BASEが同社の中小事業者向けECサイト構築事業を33億円で引き受ける予定となっているようだ。TOB価格へのサヤ寄せを目指す動きが活発化へ。
<6103> オークマ 3350 +115大幅反発。ニデックが同意なきTOBを実施すると発表した牧野フライスはストップ高まで急伸しており、工作機械同業大手である同社などにも、思惑買いが波及する展開になっているようだ。工作機械メーカーに対するM&Aの増加、ユーザーシフトによる受注機会の拡大などが想定される展開に。なお、工作機械セックターでは、同社のほかにツガミなどにも買いが先行となっている。
<6135> 牧野フライス 9250 +1500ストップ高比例配分。ニデックが完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表。TOB価格は11000円で前日終値比41.9%のプレミアムに。買付数の下限は1169万4400株で、所有割合の50%水準としている。これまで資本関係はなく、発表に先立ち、牧野フライスに対しては協議の申入れなどは行っておらず、敵対的買収の色彩を帯びたものに。ニデックは過去にもTAKISAWAを敵対的買収で傘下に収めた。
<ST>
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