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アサヒ、ファーマF、イーレックスなど


<2502> アサヒ 3700.0 +239.0大幅反発。前日に公募・売出株の発行価格が1株3357円に決定した。同社では、国内外での公募増資2087万5700株、自己株式処分による売出2530万株、オーバーアロットメントによる売出254万1800株を実施する予定。希薄化懸念を織り込みつつあるなか、発行価格決定で買い戻しの動きに。また、アサヒ飲料と日清食品、日本通運の3社で、関東と九州の間で商品の共同輸送開始と発表したこともポジティブ。


<3686> DLE 494 +80ストップ高。米国でセレブ主導のD2C事業やスタートアップスタジオを手掛けるCreative Labs L.P.に対して、投資を行う決定をしたと発表している。世界的セレブを起用する日本市場向けのD2Cおよびスタートアップ事業などの展開を協議していくようだ。先日投資を行っているTRILLERとの相乗効果なども期待される状況とみられる。本件投資金額は270万ドルとされているようだ。


<2929> ファーマF 1435 +291急騰。前日に20年7月期決算を発表。営業益は7.4億円で前期比28.4%増、8月26日に上方修正した水準での着地となり、実績値にサプライズはない。一方、21年7月期は11.7億円で同57.7%増と増益幅の拡大を見込む。また、年間配当金も前期比1.5円増配となる10円を計画、想定以上の大幅増益見通しを評価する動きが優勢に。なお、上半期は先行投資を集中的に行い、下期に利益回収に転じる計画。


<9517> イーレックス 1075 -192急落。第三者割当による第3回新株予約権の発行を発表。発行する新株予約権は8万個で、潜在株式数は800万株となる。潜在的な希薄化率は15.67%になるもよう。当初行使価額は1268円、下限行使価額は888円となる。調達資金は約100億円となり、カンボジアの水力発電における投融資資金、大型バイオマス発電所建設に係る開発資金、借入金の返済などに充当の計画。潜在的な希薄化懸念をマイナス視する動きに。


<7921> TAKARA & C 2372 -398急落。公募による170万株の自己株処分とオーバーアロットメントによる売出に伴う25万5000株の第三者割当増資を実施する。売出価格の決定期間は9月15日から18日まで。
手取概算額は約41億円で、宝印刷の開発資金、並びに借入金の返済資金に充当する予定。自己株処分と割当増資の合計株式数は、自己株式を除いた発行済み株式数の17.5%
に当たる。短期的な需給懸念や希薄化をマイナス視する動きが優勢に。


<6340> 渋谷工 3445 +235急伸。鹿児島大学認定ベンチャーのスディックスバイオテックと、新型コロナとインフルエンザウイルスA型及びB型を1つの唾液検体から同時に検査診断を行える高速PCR検査装置の開発を目指し、共同開発契約を締結したと発表。感染性の無い死んだウイルスは陰性として判定でき、偽陽性を避けることができるもよう。初年度は数百台の販売を見込むとしている。インフル流行期を迎えるにあたり、需要拡大への期待感も先行へ。


<6191> エアトリ 1424 +73大幅続伸。9月7日より開始されたドコモの自動翻訳アプリ「はなして翻訳」の法人向け無料トライアルのサポートを含めたグロース支援を提供すると発表。同サービスは、アプリをインストールしたスマホなどを通じて言葉を互いの母国語に翻訳できるアプリ。
目の前にいる外国人と会話することができる「対面翻訳」、カメラで撮影した外国語を日本語に翻訳する「うつして翻訳」などの機能を搭載。中期的な業績シナジーへの期待で。


<6592> マブチモーター 3880 +200大幅反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も4200円から4800円に引き上げた。パワーウィンドウモーターにおけるシェアアップの可能性がコロナ禍により高まったと判断、買収や提携によってTier1メーカーの内製を取り込むことができれば、さらに成長が加速する可能性があると分析する。20年12月期営業益は110億円にまで上方修正、100億円程度のコンセンサスを上回るとみる。


<2301> 学情 1109 +63大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表。累計営業益は5.5億円で前年同期比52.9%減、上半期実績との比較でも減益率は拡大した。新型コロナの影響による「就職博」「転職博」の開催中止・延期などが響いた。ただ、最悪期は通過しているもようでもあり、通期計画の10.1億円、前期比47.8%減との比較ではサプライズなく、あく抜け感にもつながった。自己株取得枠を20万株から50万株に引き上げたことも支援に。


<3179> シュッピン 933 +87急騰。前日に8月の月次動向を発表している。売上高は前年同月比1.9%増となり、6カ月ぶりのプラスに転じている。主軸のカメラ、時計のEC売上高が新品、中古ともに好調に推移、新規Web会員数も前月に続いて5000名台の増加となっている。EC売上高は同28.1%増と4カ月連続のプラス成長で、19年9月以来の2割台の成長となっている。本格的な販売回復を評価する動きが強まっている。



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