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エーザイ、しまむら、オルトプラスなど


<4286> レッグス 1300 +47大幅続伸で年初来高値。23日の大引け後に上限10万株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 0.95%)、1億4000万円の自社株買いについて発表。取得期間は8月24日から11月30日まで。株主還元及び資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを目的としている。年初来高値圏での自社株買い発表がポジティブインパクトとなっているようだ。


<8354> ふくおか 606 +14買い優勢。長崎県での地方銀行再編をめぐり、公正取引委員会は23日、親和銀行を傘下に置くふくおかフィナンシャルグループ<8354>と十八銀行<8396>の統合を認めることを決めたと一部メディアが報じる(正式通知を待ち19年4月に経営統合へ)。懸念材料であった県内シェアの問題については、1千億円弱の融資企業が競合他行に借り換えるメドがたち、中小企業向け融資が独占状態になることを回避できたもよう。


<4523> エーザイ 9939 +264堅調。中期経営計画の利益目標(連結営業益(IFRS)で1020億円超)を1年前倒しの20年3月期で達成する見通しだと一部メディアが報じている。利益を押し上げるのは米製薬大手メルクとの提携で得る資金となる。また、市場でも注目を集めたレンビマに加え、抗てんかん剤「フィコンパ」や抗がん剤「ハラヴェン」なども利益貢献するもよう。今後はメルクとの提携で得た資金を認知症領域の新薬開発に重点投資するようだ。


<8227> しまむら 9940 -380大幅安。8月の月次業績を発表。既存店の売上高は前年同月比5.6%減(全店ベースでも3.4%減)、客数は同2.0%減、客単価は同1.4%減となった。お盆休みを中心に販促に力を入れ、Tシャツや浴衣、水着などの夏物が好調だった一方、昨年に比べ休日が1日少なかったことに加え、2週にわたる台風襲来が週末の客足に影響したようだ。既存店売上高は4カ月連続での前年割れとなっており、警戒感が強まっているようだ。


<3672> オルトプラス 788 +100連日のストップ高。同社が開発を担当している『アークザラッド』シリーズの完全新作となるスマホ向けシミュレーションRPG『アークザラッド R』の配信開始を受けて、前日の後場に急騰する展開となっていた。ユーザーからの評価も高いほか、App StoreのiPhoneのトップセールスアプリランキングでも好調な出だしを見せたこともあり、改めて期待感が高まる展開となっているようだ。


<7600> MDM 1123 +128大幅高。米国子会社Ortho Development Corporation製造の骨接合材料新製品「MDM ウルナ
プレートシステム」の薬事承認を取得したと発表(来年4月から販売開始予定)。現在販売中の橈骨遠位端骨折に対応する骨接合材料「MDM ラディウス プレート システム」に本製品が加わることにより、橈尺骨遠位端骨折に対する治療の選択肢が拡がり、骨接合材料の販売拡大が期待できるとしている。


<4681> リゾートトラ 1797 +77続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、投資判断を「Hold」から「Buy」、目標株価も2500円から2600円に引き上げた。富裕層向けのホテル開発、メディカル事業拡大により、中期的に増益基調が続くとの見方に変更はなく、同証券利益予想の増額、株価下落が格上げの背景に。また、今後は販売好調で在庫が少なくなった中部エリアのリゾートホテル、海外富裕層向けの長期滞在型リゾートホテルの開発に注目。


<6755> 富士通ゼ 1783 +132急伸。野村證券は、目標株価を1800円から1900円に引き上げた。猛暑による需要押し上げ、銅価格の下落、生産地通貨安などを踏まえ同証券の営業益予想を上方修正、19/3月期は170億円から190億円に増額している。一方、成長地域の米州(売上の8割程度が北米向け)
やアジア(同7割程度がインド向け)の4-6月期売上が減収となっており、市場拡大を十分捉えきれていないことは懸念とも。


<6516> 山洋電気 5490 -230売り優勢。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、目標株価を13000円から10400円に引き下げた(投資判断は「Buy」継続)。同証券の営業利益予想を半導体やスマホ関連の設備投資動向等を踏まえ下方修正。19/3月期の営業利益は107億円から96億円に減額した。しかし、自動化設備導入による効率化で、粗利益率は18/3期より改善し、従来と同様に営業利益の増加が続くと予想しているもよう。


<6366> 千代化建 771 -50大幅続落。みずほ証券では目標株価を1100円から900円に引き下げた。米キャメロンLNGでの追加損失を織り込み、業績予想を下方修正するが既に織り込み済み。受注好調、株主資本の毀損リスクは小さいと予想され、仮に上期決算で下方修正した場合、短期的にはリバウンドの可能性がある。ただ、キャメロンLNGの第3トレインの完工時期は2020年1-3月と長く、追加損失リスクが払拭される状況にないとの見方も。

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