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セガサミーHD、パイオニア、JFEなど


<6702> 富士通 806.9 -8.2小幅安。18年3月期上期の営業利益は400億円前後と前年同期に比べ5割ほど増えそうだと報じられている。スマホ向けLSI(大規模集積回路)や通信事業者向け基地局の好調が寄与、為替変動も追い風になるもよう。なお、今期見通しには携帯電話事業売却の影響は織り込まれていない。好調な第1四半期を受けて、上期のコンセンサスは420億円前後まで切り上がっており、観測報道は堅調ながら想定内との見方に。

<4061> デンカ 714 +10
年初来高値更新。傘下企業が手掛ける心疾患リスクマーカー「sd LDL-C」測定試薬が、米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得したと発表。米国における死因の第1位を占めている心疾患リスクを簡便かつ、迅速・安価に評価することが可能であることから、業績期待が先行する展開に。また、独アイコン社について、8月21日付で残りの49%の株式を取得し完全子会社化が完了したことも同日発表した。

<5706> 三井金 575 +10続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を400円から570円に引き上げた(「Neutral」継続)。成長コア事業は機能材料における触媒と銅箔。極薄銅箔については、スマホ新規用途向けの採用拡大で今18.3期以降の収益けん引を実現しつつあると指摘。なお、銅箔と触媒が2本柱のけん引役となり、着実な収益寄与が確認できれば、バリュエーション自体が切り上がる可能性も考えられるとみているようだ。

<6460> セガサミーHD 1544 +72大幅続伸。スマホ向けRPG「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」が22日から配信開始され、好調なスタートを見せている。大人気コンテンツということもあり、同ゲームを企画開発した企業を傘下に持つ同社に関心が向かっているようだ。加えて、傘下のセガゲームスが「龍が如く」シリーズの新作発表会を8月26日に行うことも改めて材料視される格好に。なお、同発表会では複数タイトルが発表されるもよう。

<5411> JFE 2059 -94大幅続落。業種別でも鉄鋼が下落率トップ。トヨタ自<7203>が系列部品メーカーに支給する自動車用鋼材の2017年度下期(17年10月~18年3月)の価格が上期(4~9月)に比べて下落する見通しになったと報じられた。引き下げは1年半ぶりで、下げ幅は1トン当たり5千円前後とみられる。トヨタが支給する鋼材価格は幅広い製造業の価格交渉に影響を与えるため、鉄鋼各社の収益悪化に繋がるとの懸念が強まった。

<6773> パイオニア 207 +8大幅高。同社が車載用の曲がる有機EL照明を開発したと報じられている。車の形状に合わせたデザイン性の高い照明を実現できるという。自動車メーカーの要求を満たしながら、寿命を従来の2倍の10年程度に延ばしたようだ。コニカミノルタ<4902>との共同出資会社に技術を移管して、2020年の実用化を目指すもよう。自動運転車などのテールランプへの搭載を狙っており、業績期待が先行する展開に。

<4324> 電通 4565 -155
年初来安値更新。23日のロンドン株式市場では、通期売上高見通しを引き下げたことが嫌気された他、アナリストが目標株価を引き下げたことも売り材料となり、広告世界最大手のWPP社の株価が約11%下落した。同社は13年に英イージスを買収するなど、海外比率が高まっていることもあり、WPP社の通期見通し引き下げをネガティブ視する動きが先行。

<4917> マンダム 6290 +200上場来高値更新。9月30日を基準日(実質的には9月29日)として、1株につき2株の割合で実施する株式分割について発表。投資単位あたりの金額を引き下げることで、投資家層の拡大及び株式の流動性の向上を図る。これに伴い、18年3月期の期末配当予想も従来の49..00円から24.50円(分割前換算で49.00円のため、実質的な変更はなし)に修正している。
なお、効力発生日は10月1日。

<DM>

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