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米交渉への思惑から押し目狙いのスタンス


17日の日本株市場は、米国株の大幅下落を受けて売りが先行するものの、その後は押し目買いの動きが予想されています。16日の米国市場では、パウエルFRB議長の金融政策据え置き表明と関税を巡る不確実性が懸念され、主要株価指数が大幅に下落しました。しかし、日本市場ではこれらの要因が前日までにある程度織り込まれているため、売り一巡後は下値を支える動きが期待されます。為替市場では円高基調が続き、輸出関連株の動向に注目が集まります。米国との関税交渉の展開が市場に影響を与える可能性があるため、関連ヘッドラインに対する敏感な反応と短期的な売買活動は活発化する見込みです。

*08:33JST 米交渉への思惑から押し目狙いのスタンス  17日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まるものの、底堅さは意識されそうだ。16日の米国市場は、NYダウが699ドル安、ナスダックは516ポイント安だった。エヌビディアやASMLホールディングの下げが嫌気された。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、関税を巡る不確実性により当面金融政策を据え置く方針を再表明したことで下げ幅を広げた。シカゴ日経225先物は大阪比85円安の33835円。円相場は1ドル=141円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。米国市場はエヌビディアやASMLホールディングの下落の影響が大きかったが、東京市場では前日の段階で織り込まれているため、売り一巡後は押し目狙いの動きに向かわせそうである。日経平均株価はボリンジャーバンドの-1σ(33635円)辺りで下げ止まりをみせてくることができれば、-1σが支持線として意識されてくる可能性はあるだろう。

 エヌビディアやASMLホールディングの下落により、前日のアドバンテスト<6857>
は6%を超える下落となった。節目の5000円を割り込まずに底堅さがみられてくるようだと、安心感につながり、売り方の買い戻しを誘う流れに向かわせそうである。
為替市場では1ドル=141円後半と円高に振れて推移しており、輸出関連などは手控えられやすく、リバランスの動きからも売り一巡後のハイテク株の動向が注目される。

 赤沢亮正経済再生担当相は現在、ベッセント財務長官らと関税政策を巡る交渉協議に臨んでいる。トランプ米大統領が協議への出席の意向を示したことで、協議の動向が注目されるだろう。関連するヘッドラインに先物市場は敏感に反応する可能性もあるため、短期的な売買は活発になりそうだ。荒い値動きには警戒しておきたいが、米中に関しては、中国は米国が敬意示し交渉責任者指名なら、交渉に応じる用意があると報じられていることもあり、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。

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