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こう着ながらも押し目買い意欲の強さが意識される


6日の日本株市場は、米国市場の下落にもかかわらず、押し目買い意欲の強さが意識されると予測されています。前日の米国市場では、FRBの利下げ見送り姿勢が長期金利の上昇を招き、主要株価指数の下落を引き起こしました。特に、ユナイテッドヘルス・グループの株価が下落し、NYダウに重くのしかかりました。日本円は150円台で安定しており、シカゴ日経225先物もやや低調です。日経平均株価は週末を前にした4日続伸を考慮し、調整売りが予想されますが、39000円付近での押し目買い意欲が株価の底堅さを支える可能性があります。来週のFOMCを控え、発言ブラックアウト期間に入り、利下げ期待が高まりそうです。ハイテク株には手を出しにくい状況ながら、中小型株には物色の活発化が期待されます。

*08:40JST こう着ながらも押し目買い意欲の強さが意識される  6日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうである。5日の米国市場はNYダウが248ドル安、ナスダックは34ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が利下げを急がない姿勢を表明したことを背景に、米長期金利が上昇したことが重荷となった。また、翌日に米雇用統計の発表を控えているため、持ち高調整の売りが入りやすかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の39340円。円相場は1ドル150円00銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。米国市場では同社幹部が撃たれて死亡したと伝わったユナイテッドヘルス・グループが5%を超える下落となり、NYダウの重荷となった。ただし、全体としては前日に主要な株価指数が最高値を更新したこともあり、米雇用統計の発表を前に利益確定の売りが入りやすかったとみられる。一方で、米新規失業保険申請件数は予想を上回ったことで、FRBは12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げに動くとの観測が下支えする形となった。

 日経平均株価は前日まで4日続伸だったこともあり、週末要因も持ち高調整の売りが出やすいタイミングとみられる。節目の39000円接近では引き続き押し目買い意欲の強さが意識されやすいだろう。日経225先物はナイトセッションで下落したが、ボリンジャーバンドの+1σが支持線として機能していた。売り優勢ながらも底堅さが意識されやすく、米雇用統計の発表を控えて売り仕掛け的な動きも限られそうである。

 また、米雇用統計を通過した来週は、翌週にFOMCを控えるためブラックアウト期間に入る。米当局者の発言がないため、利下げ期待からの買いが優勢になると考えられる。ナスダック指数の下落影響からハイテク株は手掛けづらくなりそうだが、押し目を狙いたいところである。また、日経平均株価がこう着ながらも底堅さがみられるようであれば、個人主体の中小型株への物色を活発化させそうだ。
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