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タイミー好調なら中小型株にシフト


*08:53JST タイミー好調なら中小型株にシフト  26日の日本株市場は、前日の急落に対する自律反発を意識しつつも、積極的な売買は限られそうだ。25日の米国市場は、NYダウが81ドル高、ナスダックは160ポイント安だった。GDPが予想を上回る伸びになったことから、景気への悲観的見解が後退し、買戻しが先行した。ただし、翌日に米金融政策当局者が注視する米個人消費支出(PCE)コア価格指数の発表を控えていることもあり、戻りは限られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の37770円。円相場は1ドル153円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まりそうだ。ただし、前日の急落に対する自律反発を期待しつつも、PCEコア価格指数の発表を控えているほか、決算発表が本格化するなかで積極的な売買は手控えられやすいだろう。戻りの鈍さが意識されるようだと、戻り待ち狙いの売りが入りやすい需給状況と考えられる。日経平均株価は一気にボリンジャーバンドの-2σ水準まで下落した。売られ過ぎが意識されやすい水準までの調整によって押し目狙いのスタンスではある。

 しかし、短期での急落にとってセンチメントは悪化した。来週の日銀の金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいところでもある。日銀の政策正常化観測から昨日は円高が一気に進行し、日米金利差縮小に伴う持ち高調整の売りが優勢だった。円相場が再び円高に振れて推移してくるようだと、断続的なインデックス売りが意識されてくる可能性もあるため、為替にらみの展開に向かわせそうである。

 また、日経平均株価は4月安値の36733円のほか、200日線が位置する36656円辺りが意識されてきた。自律反発が意識されるものの、前日終値水準での膠着が続くようだと、持ち高調整の売りに向かわせやすくなりそうだ。物色は決算などを手掛かりとした個別対応になりやすいほか、本日上場のタイミー<215a>に関心が集まりやすい。タイミーが好調な出足となるようだと、個人主体の売買はインデックスに振らされにくい中小型株にシフトしやすいだろう。 <AK>
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