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押し目買い意欲の強い相場展開が継続


*08:23JST 押し目買い意欲の強い相場展開が継続  16日の日本株市場は、やや利食い優勢ながらも押し目買い意欲の強い相場展開が継続しそうだ。15日の米国市場は、キング牧師の記念日の祝日で休場だった。欧州市場は全般軟調推移。シカゴ日経225先物清算値は時間外で大阪比165円高の36165円、円相場は1ドル145円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。
過熱感が意識されやすいなか、米国市場の休場の影響から海外勢のフローが限られることもあり、本格化する決算を前に持ち高調整の動きも入りやすいだろう。ただし、連日の大幅な上昇でレンジを切り上げており、ヘッジに絡んだ需給が売り込みづらくさせる。いったんは調整を挟みたいところであるものの、売り仕掛け的な動きは避けておきたい。

 また、米議会の与野党指導部は、つなぎ予算を3月まで延長する法案を発表した。
上下両院の可決後、バイデン大統領の署名を経て成立する。楽観視はできないものの、ひとまず可決への期待が下支えとして意識されやすい。また、中国景気の悪化が警戒されるなか、中国マネーが日本株に流入していることも、先高期待につながっているほか、新NISAによる需給なども下支えとして意識されるなか、押し目買い意欲は強そうだ。

 また、東京証券取引所は、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に関して、資本効率改善計画提出した企業リストを公表した。2023年12月末時点でプライム市場の49%が検討中を含めて開示している。昨日は思惑的な動きから配当志向の物色が見られていたが、開示企業への物色意欲が強まる可能性がありそうだ。

 物色の流れとしては、指数インパクトの大きい値がさ株の動向を睨みながらの展開のなか、配当志向の物色が意識されやすい。そのほか、決算に絡んだ物色も強く、昨日引け後に発表したところでは、串カツ田中<3547>、ライトワークス<4267>、SI<3826>、ワンプラ<4199>、日創プ<3440>、BeeX<4270>、古野電気<6814>、タケダ機械<6150>、ココナラ<4176>、黒谷<3168>、佐鳥電機<7420>、フルテック<6546>、メディアドゥ<3678>、ジャルコHD<6625>などが注目されよう。
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