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買い先行もやはりCPIの発表待ちといったムードのなか、中小型株での値幅取り狙い


 12日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだが、引き続き底堅さが意識される相場展開だろう。11日の米国市場はNYダウが268ドル高だった。12月消費者物価指数(CPI)でインフレピーク達成が証明されるとの期待から先回り的な買いが先行した。その後、ボストン連銀のコリンズ総裁が、12月連邦公開市場委員会(FOMC)での一段の利上げペース減速支持に傾斜しているとの報道を受けて長期金利が一段と低下すると、終盤にかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物は大阪比115円高の26525円。円相場は1ドル132円40銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。心理的な節目である26500円を捉えてきたこともあり、先物主導でのショートカバーの動きは入りそうだ。また、円相場が落ち着いた動きを見せているほか、米長期金利の低下も材料視されやすく、足もとでリバウンドの動きを見せてきているハイテク株への支援材料になるだろう。東エレク<8035>は前日の上昇で上値抵抗の25日線を突破してきたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテクの動向は注目されそうだ。

 また、レーザーテック<6920>もリバウンドを継続しており、上値抵抗の25日線に接近してきた。個人のセンチメントに与える影響も大きい銘柄の一つであり、抵抗線突破となれば他の中小型株への物色も活発化しそうだ。また、日経平均はこう着感が強まるなか、マイクロ波化学<9227>が15%近く上昇するなど、個人主体の中小型株への物色意欲は強い。直近IPO銘柄の一角にもリバウンド基調を強めてきた銘柄が目立ってきており、トレンドが強まってきた銘柄には短期の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。

 日経平均はリバウンド基調を見せてきたが、やはりCPIの発表待ちといったムードに向かいやすくなると考えられる。年初の安値から1000円程度のリバウンドを見せてきたこともあり、節目の26500円回復によって、いったんは利益を確定させる動きにも向かいやすい。積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるなか、ハイテク株や流動性の高い中小型株のほか、直近IPO銘柄の一角などでの短期的な物色になりそうだ。
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