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リバランス中心で売り一巡後の底堅さは意識されよう


 7日の日本株市場は、売り優勢の展開ながら、昨日同様、売り一巡後の底堅さは意識されそうである。6日の米国市場はNYダウが350ドル安だった。利上げ長期化を懸念した売りが優勢の展開。ゴールドマンサックスの最高経営責任者(CEO)は景気後退に備え、ボーナス減額や人員削減を示唆、また、バンク・オブ・アメリカやJPモルガンなど金融各社のCEOが来年の経済に悲観的見方を示したため景気後退への懸念が強まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円安の27660円。円相場は1ドル136円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになろう。ただし、日経225先物はナイトセッションで25日線に上値を抑えられる格好から、支持線として意識される75日線に接近していた。テクニカル的な値動きであり、週末の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなかでは、積極的に仕掛けてくる動きは限られよう。ロールオーバーが中心のなか、日中は支持線レベルからのショートカバーの動きも意識されそうである。

 昨日の日経平均は、75日線水準からのリバウンドから5日、25日線を捉えてきた。本日は再び75日線に接近する動きとなろうが、同線での底堅さが意識される局面においては、短期的ながらもリバウンド狙いのスタンスになりそうだ。もっとも、米国では景気後退懸念が強まっているなか、ポジションを圧縮する動きが見られているため、東京市場においても海外勢のリバランスの動きにより、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などは手掛けづらくさせそうだ。そのため、物色の流れは個人主体による中小型株に向かいやすいところである。

 ただし、中小型株についても足元で強いトレンドを形成していた銘柄などには利益確定の動きも見られている。来週から本格化するIPOラッシュに向けた資金確保の動きも意識されやすいところである。そのため、小型の銘柄での短期的な値幅取り狙いに向かいやすいいほか、テーマ性のある材料株の一角に資金が集中しそうだ。足元ではAI関連の一角に動意が見られているため、注目されよう。

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