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新政権を想定した政策期待が高まりやすく、関連銘柄への物色も活発化してくる可能性


 15日の日本株市場は、前日の上昇に対する利食いも出やすいだろうが、底堅い相場展開が見込まれる。14日の米国市場ではNYダウが327ドル高だった。英国の製薬会社アストラゼネカが一時中断していた新型コロナウイルスのワクチン最終治験を再開したことが好感され、先週大きく売られた主要ハイテク株にも買い戻しが広がり、終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の23305円。円相場は1ドル105円70銭台とやや円高に振れて推移している。

 米国ではテクノロジー株が買い戻されており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうである。一方で、アストラゼネカの報道については先週末段階で伝わっていたこともあり、インパクトは限られそうである。また、グローベックスの米株先物の強い値動きによって週明けの上昇はある程度は織り込まれていると考えられ、昨日の上昇に対する利益確定も意識されてきそうである。

 一方で新政権に対する先高期待によって押し目買い意欲は強いと考えられ、下値を売り込む流れにはなりづらいところである。下値の堅さが意識される局面においては、次第に下値が切り上がってくる可能性もありそうだ。また、日経平均は節目の23500円を回復し、直近で付けた戻り高値を僅かだが突破してきており、トレンドとしては23500円レベルでの底固めから24000円を意識したスタンスに向かいやすいだろう。
テクノロジー株が買い戻しの動きをみせてくるようであれば、より底堅さが意識されやすいところである。

 物色の流れとしてはテクノロジー株の動向を見極めつつ、バリュー株への比率を引き上げてくる流れが期待される。物色対象が大きく変わるというよりも、日本株をアンダーウエイトしている海外勢によるバリュー株の比率を引き上げるといった流れである。新政権への期待感から比率を修正してくる可能性が期待されるため、全体としても底堅さにつながることになる。また、新政権を想定した政策期待が高まりやすく、関連銘柄への物色も活発化してくる可能性がある。


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