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19000円を支持線とした値動きをみせてくるか注目


 27日の日本株市場は、米株高の流れと期末要因により、底堅い相場展開になりそうだ。26日の米国市場では、NYダウが1351ドル高と大幅に上昇した。上院が2兆ドル規模の経済救済策案を可決し、一両日中の下院での採決を経て成立に近づいたことが好感されたほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が当面大規模緩和を維持するとの見方が相場を支えた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比745円高の19105円。円相場は1ドル109円60銭台で推移している。

 まずはシカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップアップスタートとなり、その後日経平均は19000円を支持線とした値動きをみせてくるかが注目されよう。米国の2兆ドル規模の経済救済策案の可決は前日の段階で織り込まれている面もあり、ギャップスタートは手掛けづらさが意識されやすいところ。一方で、3月決算企業の権利付き最終日となるため、配当志向の物色のほか、大引けでは配当再投資に伴う先物への買い需要が意識されやすいだろう。

 配当落ち分は180円程度とみられており、再投資に伴う買い需要は8000億円程度とみられている。本日の大引けのほか、週明け30日に買い需要が発生することになる。また、期末のドレッシング買いも意識されやすいこともあり、下支えとして意識されやすい。

 なお、配当については決算から3カ月後までに株主総会が開くことが出来ないようだと、決算期日変更などによって配当が支払われない状況を警戒する声も聞かれている。現時点でそういった企業の発表はみられていないが、短期の配当志向の物色は手掛けづらくさせよう。

 また、米国株高や期末需給が下支えとはなるが、首都圏では週末の外出自粛要請が出されている。連日で40人超の感染者が出ている状況であり、この週末で感染者が爆発的に増えるようだと、週明けの波乱展開が警戒されやすく、積極的な売買は手控えられよう。インデックスに絡んだ売買の他は、食品株やテレワーク、マスク関連などへの物色にとどまりそうである。


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