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楽観禁物もレンジ上放れで来週にはシグナル好転


 6日の日本株市場は、米株高の流れを受けて底堅い相場展開が見込まれる。5日の米国市場はNYダウが372ドル高と続伸。米中高官が10月に通商協議を再開することが伝わったことは織り込み済みではあるが、8月ADP雇用統計が予想を上振れたことは安心感につながる。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の21150円。円相場は1ドル106円90銭台と円安に振れて推移している。

 10月の米中協議再開は織り込み済みであること、香港については、改正案は撤回となったが、香港デモは継続すると伝えられており、混乱は長引く見通し。その為、米株高の流れを引き継ぐ格好から買い先行となろうが、前日に日経平均は一時500円を超える上昇を見せていた反動も意識され、次第にこう着感が強まることが考えられる。

 とはいえ、テクニカル面ではもち合いレンジを上放れており、21000円を中心レンジとして20700円-21500円辺りにレンジが移行している。一目均衡表では雲下限を捉えており、来週には雲のねじれにより、雲上限が21000円処に下がる。横ばい推移としても、来週には遅行スパンが上方シグナルを発生させてくる。21000円固めからテクニカルシグナルは好転してくるため、断続的なショートカバーの流れが意識されやすい。

 週末の米国市場では雇用統計の発表が予定されており、これを見極めたいとのムードも強まる可能性があるが、ADP雇用報告の内容からそれ程警戒されることはなさそうだ。また、米長期金利が持ち直しているほか、米半導体株上昇の流れも、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりやすいだろう。

 また、来週末には先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えていることもあり、日経平均の底堅さから、ヘッジに伴う買い等も意識されてきやすいところである。楽観はできないだろうが、下値の堅さが意識されてくる局面において、上へのバイアスが強まる展開も想定しておきたいところであろう。


<AK>

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