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米政府機関閉鎖の影響が重石に


 10日の日本株市場は、底堅さは意識されるものの、こう着感の強い相場展開になりそうだ。9日の米国市場は、米中貿易摩擦解決への期待やFOMC議事録で大半の当局者が今後の追加利上げに対して慎重な姿勢を示したことも好感されNYダウ、ナスダックともに上昇した。しかし、連邦政府機関の閉鎖解除に向けたトランプ大統領と民主党幹部との会談が不調に終わったことが重石となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円安の20250円。円相場は1ドル108円10銭台とやや円高に振れて推移している。

 トランプ大統領は「国境の壁」を巡る議会指導部との協議を途中退席した。ダボス会議
(世界経済フォーラム年次総会)が始まる今月22日までに連邦政府機関の一部閉鎖が解除されない場合、トランプ大統領の会議出席を取りやめることを検討していると伝えられている。中国副主席がダボス会議に出席する事でトランプ大統領との会談の可能性から米中貿易摩擦を巡る意見交換などへの期待もあるが故に、神経質にさせそうである。

 また、決算シーズンを迎える中で、今日予定されている安川電機<6506>の結果および市場反応を見極めたいとする模様眺めムードも強い。米国についても決算発表が本格化する中、アップル同様、中国貿易紛争の影響から下方修正等が続くようだと、センチメントを悪化させる一因になろう。

 そんな中、マザーズ指数は4営業日続伸で心理的な抵抗である25日線に接近してきている。抵抗線突破で勢いを付けたいところだが、昨日のサンバイオ<4592>の最高値更新により、個人のセンチメントを明るくさせる。マザーズ指数の抵抗線突破で一段とリバウンド基調が強まる可能性があり、目先は中小型株に資金が向かいやすいだろう。また、小売企業の決算を手掛かりとした個別物色のほか、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー
(CES)を手掛かりとしたテーマ物色が意識される。


<AK>

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