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ギャップアップも2万円処では強弱感が対立


 7日の日本株市場は、先週末の米国株高の流れを受けて買い優勢の展開になろう。4日の米国市場ではNYダウが746ドル高と大幅に上昇。12月雇用統計で非農業雇用者数が予想を上振れ、平均時給の伸びが加速した。米中貿易協議再開の決定や、パウエルFRB議長が金融政策の調整余地について言及したことが好感された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比610円高の20090円と2万円を回復しており、これにサヤ寄せする格好からギャップアップでのスタートとなろう。

 ただし、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性がありそうだ。米中両国は北京で7日から貿易問題を巡る次官級協議を開く。協議進展への期待が高まる一方で、結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすいところである。また、業績下方修正を発表して急落したアップルが買い戻されているが、米国で決算が今後本格化することで、同様に中国に依存する米企業は、逆風に直面する可能性が高いとの見方もされている。下方修正が相次ぐようだと、景気減速懸念がより高まることになることも考えられよう。

 そのため、日経平均の2万円処では強弱感が対立しやすいところでもある。指数インパクトの大きい値がさの一角やアップルの下方修正を受けたハイテク株安から波乱含みの大発会となったが、これら銘柄については一先ずギャップアップから全面高商状が意識される。ただし、買い一巡後は次第に外部環境の影響を受け難い中小型株に資金が向かいやすい需給状況になりそうだ。

 マザーズ指数は大発会に上昇に転じていたこともあり、個人主体の物色意欲は強そうである。大発会ではバイオ株が上昇をけん引していたが、リスク選好的な物色に向かう可能性があり、物色範囲に広がりがみられそうである。日経平均が買い一巡後にこう着感を強めたとしても、2万円処での底堅さが意識される局面においては、センチメントを明るくさせよう。もっとも、乱高下の相場展開の中であり、資金の逃げ足は速そうである。


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