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いったん自律反発も海外勢の売りに抑えられるか


 14日の日本株市場は前日の大幅下落に対する自律反発が意識されるものの、日経平均の2
2000円処での戻り売り圧力が意識されそうである。13日の米国市場は、トルコ通貨危機への懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となったことが嫌気された。投資家のリスク選好姿勢が後退しており、今後の展開を見極めたいとの思惑も根強く、終日軟調推移となっている。そんな中、AMDが3%超の上昇をみせたほか、エヌビディアもしっかり等、半導体関連の一角が上昇していることは、やや安心感につながろう。シカゴ日経225先物は一時21825円まで下げた後、清算値は大阪比145円高の22035円だった。円相場は1ドル110円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、いったんは自律反発が意識されそうだ。とはいえ、昨日はトルコ中銀が「必要に応じて流動性供給、金融の安定維持へ措置」との声明発表が伝えられたが日経平均は22000円を回復できず、先行き不安が根強い需給状況である。
欧州系の売りも意識されており、明確なボトム形成は確認しづらいところである。アルゼンチン中央銀行は13日、政策金利を5%引き上げ、年45%にすると発表。トルコリラの急落を受け新興国からの資金流出が再開する中、5月以来となる緊急利上げに踏み切っている。
新興国リスクに再び市場の意識が向かう中、ポジション圧縮の動きは続こう。

 また、アノマリーから8月相場の弱さは想定されていたものの、外部環境に振らされにくい中小型株も断続的な売りに押されるなど、需給状況の悪さが窺える状況である。メルカリ<4385>ショックが続きマザーズ指数が1000Ptを割り込んでおり、個人の追証なども膨らむとの見方がある。物色対象に広がりが見られず、昨日の中小型株ではテリロジー<3356>
など強い動きをみせている銘柄に短期資金も集中している状況。引き続きイレギュラー的な価格形成が付きやすく、ボトム形成を見極めながら好業績銘柄などへの押し目拾いのスタンスになりそうだ。


<AK>

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