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安川電機の決算でセンチメントを計る


 12日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になろう。11日の米国市場ではNYダウが200ドル超の下落となった。これについては昨日の段階で織り込まれており、想定内の下げといったところであろう。ただし、トランプ大統領がシリアへの軍事攻撃を示唆したほか、同国を支援するロシアとの関係悪化に言及し、地政学リスクの高まりが重石になりそうである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円安の21645円だった。また、ADRの日本株をみても高安まちまちであり、手掛けづらい相場展開だろう。

 物色としては地政学リスクの高まりを背景とした原油相場の上昇を受けて、資源株や防衛関連には短期筋の資金が向かいやすいだろう。また、昨日は外需セクターへの資金シフトがみられていたが、リスク回避的な流れに向かいやすく、内需系にシフトしやすいところではある。ただし、小売企業の決算発表は佳境を迎えるなか、内需系は材料出尽くしに向かいやすい面もある。今後本格化する主要企業の決算発表を前に、外需セクターへのシフトが継続するかを見極めたいところであろう。

 それ故に本日決算発表を控えている安川電機<6506>の動向が注目されるとともに、センチメントを計るうえで注目されよう。株価は1月高値をピークに調整が続いており、アク抜けを想定した海外勢の買い戻しが意識されるようだと、ハイテクセクターなどを見直す動きが広がる可能性も出てくるだろう。
(村瀬智一)


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