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日銀会合もサプライズなく需給妙味株への選別物色に


 16日の日本株市場は底堅い相場展開が意識される。15日の米国市場では、主力ハイテク株に再び売りが広がったほか、原油価格の低下でエネルギー関連も軟調推移となった。ただし、シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の19870円だったほか、日経平均は週初から4日続落となるなか、買い戻し等も意識されよう。また、日経平均は支持線として意識されていた25日線での攻防をみせており、下値の堅さから買い戻しの動きも意識されよう。

 もっとも、トランプ大統領の「ロシアゲート」問題で、同疑惑の捜査を統括するモラー特別検察官が、司法妨害の疑いがあるとして情報機関高官から事情聴取を始めたと伝えた。トランプ氏が今回、自らも捜査対象になったことが明らかになり、政治的混乱への警戒感が高まりそうだ。

 その他、米国株のリード役であるフェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)の「FANG」銘柄の底打ちがみられていないことも不安材料になる。そのため、物色は強いトレンドが継続しているほか、信用倍率が1倍を下回る状況など、需給妙味の大きい銘柄やセクターに、買い戻しの動きが出やすい。

 中小型株についてもまちまちの展開になってきており、材料のある銘柄に商いが集中する一方で、動きの鈍い銘柄からは資金の逃げ足が速い。日銀会合の結果もサプライズは期待しづらく、週末要因から買い一巡後は様子見ムードが強まりそうだ。下値の堅さが意識されるなか、需給妙味の大きい銘柄のほか、相対的に出遅れている銘柄等への選別物色になろう。
(村瀬智一)


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