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売り先行も下を売り込みづらい展開に


 6日の日本株市場は売り優勢の展開になりそうだ。5日の米国市場では、3月ADP雇用統計が予想を大幅に上回ったことが好感されて買いが先行したが、FOMC議事録が嫌気される格好となり、引けにかけて下げに転じていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の18795円となり、朝方はこれにサヤ寄せする格好から、売りが先行しよう。

 FOMC議事録では、関係者の多くが年内のバランスシート縮小に繋がる政策実施を支持したことが明らかとなった。金融引き締めへの警戒感に加え、ポール・ライアン共和党下院議長が減税法案のとりまとめに時間を要すると発言したことが嫌気された。一方で、ADP雇用報告の上振れにより週末の雇用統計への期待は高まりやすく、下を売り込みづらい展開になりそうだ。

 もっとも北朝鮮の地政学リスクが警戒されるなか、米中首脳会談の内容を見極めたいとするムードも強まりやすいだろう。積極的な売買が手控えられるなか、インデックスに絡んだ売買に指数は振らされやすいとみられる。このところの後場からの下げへの警戒も根強く、押し目拾いにも慎重になりやすい。ただ、昨日も後場に入り仕掛け的な売りに押されたが、その後は引けにかけてショートカバーもみられていた。市場参加者の冷静な対応も意識される。

 中小型株も不安定な流れが続いているが、JASDAQはマイナスだったが、マザーズはプラス圏を回復している。高安まちまちとはいえ、マザーズが踏ん張りをみせた点では安心感につながろう。テーマ性のある銘柄や、相対的に出遅れ感があり、下値リスクが低いと考えられる銘柄での短期的な値幅取りが中心になりそうだ。
(村瀬智一)


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