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トランプ議会演説待ち、中小型株での短期売買へ


 24日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続こう。23日の米国市場ではNYダウが10営業日続伸となった。減税策への期待等が引き続き買い材料になっている。ただ、3月利上げ観測が高まるなか上値も重く、ナスダックは下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の19285円と19300円を下回っており、やや売り優勢の展開になりそうだ。また、円相場は1ドル112円70銭辺りと円高に振れて推移していることも、手掛けづらくさせよう。

 市場の関心は28日に米上下院両院が開催する合同会議でのトランプ大統領による議会演説となる。昨日の日経平均は一時3ケタの下落場面があったなかで、小幅安まで戻しており、印象としては上値の重さよりも、底堅さが意識された格好だった。トランプ大統領の議会演説待ちのなかで商いは手控えられているものの、押し目買い意欲の強さがみられているようである。

 そのため、楽観視する訳ではないが、月末のトランプ氏の議会演説通過後は、足元のもち合いレンジの突破を試す展開が期待されよう。NYダウが10営業日続伸と高値警戒感がくすぶるなか、強気というよりは反動安を警戒する向きが大勢だろう。そのため、流れとしては通過後の上昇を意識しておきたいところである。もっとも中小型株の値動きをみると、相当資金回転が速く、大引けにかけて急速に値を消す銘柄も少なくない。フットワークが要求されそうだ。


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