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後場の日経平均は183円安でスタート、京セラや東電力HDなどが下落


後場の東京市場では日経平均が前引けからやや下げ幅を拡大し、183.69円安の39093.70円でスタートしました。ドル・円相場は午前からやや円高が進行、アジア市場では上海総合指数が0.6%上昇する一方で、香港ハンセン指数も0.5%上昇しています。日銀政策金利据え置きのニュースが伝わりましたが、市場の反応は限定的となっています。セクターでは、パルプ・紙、電気機器、輸送用機器が軟調。それに対し、金属製品、海運業、証券商品先物が堅調です。個別銘柄では、エムスリーや京セラが下落する中、LIXILや三菱自が上昇しています。

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39093.70;-183.69TOPIX;2692.63;-11.09


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比183.69円安の39093.70円と、前引け(39116.79円)からやや下げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は39070円-39210円のレンジで弱含みもみ合い。ドル・円は1ドル=153.00-10円と午前9時頃から20銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況は上海総合指数が朝方は下げる場面があったがその後は底堅く推移し0.6%ほど上昇している一方、香港ハンセン指数はプラス圏で推移し0.5%ほど上昇している。

 後場の東京市場は前引けに比べやや売りが先行して始まった。昼休みの時間帯に、日銀金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めたことが伝えられた。市場の反応は限定的だが、今日予定されている植田日銀総裁の記者会見を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあるようだ。一方、前場の日経平均はマイナス圏で推移したが、朝方の売り一巡後は下値の堅い展開となったことが市場の安心感となっているもよう。

 セクターでは、パルプ・紙、電気機器、輸送用機器が下落率上位となっている一方、金属製品、海運業、証券商品先物が上昇率上位となっている。

 東証プライム市場の売買代金上位では、エムスリー<2413>、京セラ<6971>、NRI<4307>、日立<6501>、サイバー<4751>、ニデック<6594>、ルネサス<6723>、さくら<3778>、東電力HD<9501>、スクリーンHD<7735>が下落。一方、LIXIL<5938>、三菱自<7211>、アドバンテスト<6857>、商船三井<9104>、OLC<4661>、川崎船<9107>、キーエンス<6861>、フジクラ<5803>、信越化<4063>、HOYA<7741>が上昇している。
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