後場の日経平均は87円安でスタート、ソフトバンクＧやエムスリーが安い

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;28970.71;-87.40TOPIX;1957.49;-1.21


[後場寄り付き概況]

　後場の日経平均は前日比87.40円安の28970.71円と前場終値から下げ幅を縮小して取引を開始した。ランチタイム中の225先物は下げ縮小。アジア市場は値下がり目立つ。
為替は1ドル＝110円20銭近辺と朝方から若干円安で推移。午前の日経平均は米国市場でナスダックが下落した流れを受けて、反落でスタートした。一時は200円以上の下落となる場面があったが、下落していた半導体関連株の一角がプラスに転じて相場をけん引し、日経平均は下げ幅を縮小し午前の取引を終了した。後場の日経平均は午前の
終値より下げ幅を縮小してスタートした。指数に寄与度の高いファーストリテイリング<9983>が前場終値より上昇してスタートしたことや、午前に引き続き、半導体関連銘柄の一角が強含みしており、相場を下支えしている。経産省の諮問委員会が半導体などに中長期な政府支援を討議などと報じられたことが、半導体関連銘柄の上昇に寄与しているようだ。

　セクター別では、情報・通信業、不動産業、サービス業、電気・ガス業などが下落率上位となっており、一方、パルプ・紙、海運業、鉄鋼、繊維製品が上昇率上位となっている。東証1部の売買代金上位で、ソフトバンクＧ<9984>、東京エレクトロン<8035>、エムスリー<2413>、ＪＲ東<9020>、キーエンス<6861>が安く、レーザーテック<6920>、トヨタ<7203>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、日立<6501>、アドバンテスト
<6857>が高い。
＜CS＞