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日経平均は4日続伸、需給的にこう着強めるところ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;;23458.59;+85.27TOPIX;;1711.13;+5.42

[後場の投資戦略]

 前日の米株高の流れを引き継いで日経平均は4日続伸して始まったが、寄り付き後はややこう着感が強かった。前場の上下の値幅は90円弱にとどまっている。米中協議の進展期待はつながっているが、閣僚級の電話協議については前日に伝わっており織り込み済み。具体的な協議進展が見えてこないこともあり、積極的に上値を追う動きは乏しいようだ。前日の当欄で指摘したとおり、23500円水準では売りが出やすく、上値が重いことも意識されつつある。また、米感謝祭を前に海外投資家の取引参加が減っているとみられ、前場の東証1部売買代金は8500億円程度にとどまっている。23500円水準を明確に上抜けるには材料も市場のエネルギーも乏しいと言わざるを得ない。

 反面、日銀による上場投資信託(ETF)買いや企業による自社株買いで「売りを出さない株主」の存在感が増しているうえ、足元では機関投資家による9月末配当の再投資の動きが意識されており、前週見られたように押し目を積極的に拾いに行く投資家も多い。薄商いながら仕掛け的な売りは出づらく、日経平均はこう着感を増している。
個人投資家の物色は値動きの出る中小型株へと向かいやすいだろう。マザーズ先物は足元で現物株指数との逆ざやが解消される場面があり、中小型株の先高期待が高まっていることが窺える。ただ、12月の新規株式公開(IPO)ラッシュが接近すると個人投資家の資金も拘束され、需給悪化につながるとの懸念がある。短期的な値幅取りの動きと割り切った方がよいだろう。
(小林大純)


<HI>

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