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金融緩和と米中摩擦緩和へ期待先行するが


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;21321.17;+348.46TOPIX;1552.19;+23.52

[後場の投資戦略]

 ECBのドラギ総裁が追加緩和姿勢を示し、今晩結果が判明する米連邦公開市場委員会(FOMC)でも早期利下げ観測が強まるとの期待が高まるところだろう。開催自体が危ぶまれていたG20首脳会議での米中首脳会談もひとまず実現する見通しとなり、リスク回避ムードが後退して株価指数先物や景気敏感株を中心に買い戻しが広がった。前場の東証1部売買代金は小幅ながら1兆円を上回り、追随する買いもある程度入っている印象だ。

 とはいえ、米連邦準備理事会(FRB)に関しては早期利下げ期待が先行している格好だ。
市場ではFRBの7月利下げを8割以上、6月利下げすら2割ほど織り込んでおり、FOMC後は材料出尽くし感に伴う短期的な反動も想定する必要があるだろう。対する日銀にも市場から追加緩和の催促が強まるとみられるが、FRBに比べると政策余地が乏しいとの見方は根強く、円高圧力につながっている。やはり20日までの金融政策決定会合後にどのようなメッセージが発されるか見極めたいところ。米中摩擦については双方が歩み寄りを見せるかなお不透明だ。後場の日経平均は戻り待ちの売りも出て、一進一退の展開となる可能性がある。
なお、マザーズ市場では本日上場したSansan<4443>が活況を見せている。同社が物色を集めマザーズ指数は伸び悩む展開となっているが、個人投資家の物色意欲は比較的強いだろう。
(小林大純)


<AK>

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