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日経平均は1円安でスタート、三菱重や楽天グループなどが下落


26日の東京株式市場は、日経平均株価が1.12円安の39,129.31円と小幅に反落して取引開始しました。前日の米国市場はクリスマスで休場となっており、欧米の主要株式市場も休場であったため、投資家は新たな材料を欠く形での取引となりました。円安基調の持続が市場に安心感を与える一方で、積極的な取引は限定的です。さらに、国内株は海外投資家によって2週連続で売り越され、取引が慎重になっています。一方で、12月期決算企業の配当取りや株主優待を狙った買いも見られます。セクター別では、非鉄金属や医薬品が値下がりする一方、輸送用機器や海運業などが上昇しています。

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39129.31;-1.12TOPIX;2735.80;+1.94


[寄り付き概況]

 26日の日経平均は1.12円安の39129.31円と反落して取引を開始した。前日25日の米株式市場はクリスマスの祝日で休場。

 今日の東京株式市場は寄付き段階では売り買いが交錯した。昨日の欧米主要株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、外為市場で1ドル=157円10銭台と、引き続き円安・ドル高水準で推移していることが東京市場で安心感となった。また、今日は12月期決算企業の期末配当の権利付き最終売買日にあたり、配当取りや株主優待目的の買いに期待する向きがあった。一方、海外投資家中心に引き続き休暇中の市場関係者も多く、積極的な買いは限定的で、寄付き段階では売り買いが拮抗した。
なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月15-21日に国内株を2週連続で売り越した。売越額は1兆226億円だった。今日は、フォルシア<304a>、visumo<303a>、GVA TECH<298a>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、非鉄金属、医薬品、銀行業、機械、金属製品などが値下がり率上位、輸送用機器、海運業、鉄鋼、石油石炭製品、陸運業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三菱重<7011>、楽天グループ<4755>、川崎重<7012>、7&iHD<3382>、アドバンテスト<6857>、IHI<7013>、キオクシアHD<285a>、新光電工<6967>などが下落。他方、積水化<4204>、Jフロント<3086>、トヨタ<7203>、サンリオ<8136>、パンパシHD<7532>、日産自<7201>、OLC<4661>、川崎船<9107>、ダイキン<6367>、ホンダ<7267>、ニデック<6594>、コーセー<4922>、日本製鉄<5401>などが上昇している。

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