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日経平均は109円高でスタート、三井住友やルネサスなどが上昇


12日の日経平均株価は、前日比109.46円高の39642.78円で3日続伸して始まった。前日の米国株式市場が、トランプ次期政権への期待から主要指数が上昇したため、日本市場にも買いの勢いが引き継がれた。また、国内企業の好決算が株価を支えた。一方、米半導体関連株の下落が影響し、東京市場の半導体関連株に重しとなった。 主要セクターでは、銀行や精密機器などが上昇。個別銘柄ではルネサスやリクルートHDが上昇し、DeNAや日立などが下落した。日経平均は40000円が上値抵抗線と見られ、短期的な上昇余地は限定されているとの見方もある。

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39642.78;+109.46TOPIX;2751.39;+11.71

[寄り付き概況]

 12日の日経平均は109.46円高の39642.78円と3日続伸して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は304.14ドル高の44293.13ドル、ナスダックは11.99ポイント高の19298.76で取引を終了した。トランプ次期政権による規制緩和や成長優先策を期待した買いが継続し、寄り付き後、上昇。その後、ベテランズデーの祭日で債券市場休場で材料難となる中、ローテーションにより小型株が買われた一方でハイテク売られ、ナスダックは一時下落に転じた。ダウは終日堅調に推移し連日で過去最高値を更新、相場全体を支えナスダックもプラス圏を回復し終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、国内主要企業の4-9月期決算発表が続いており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が引き続き株価下支え要因となった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数は上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.54%の下落となったことが東京市場で半導体関連株の株価の重しとなった。また、日経平均は引き続き40000円が上値抵抗線として意識され、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、銀行業、精密機器、保険業、サービス業、証券商品先物などが値上がり率上位、海運業、電気機器、石油石炭製品、パルプ・紙が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ルネサス<6723>、リクルートHD<6098>、スズキ<7269>、楽天グループ<4755>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、HOYA<7741>、三菱重<7011>、古河電工<5801>、トヨタ<7203>、東京海上<8766>などが上昇。他方、DeNA<2432>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、太陽誘電<6976>、キーエンス<6861>、日立<6501>、ディスコ<6146>、東エレク<8035>、川崎船<9107>、フジクラ<5803>、レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>などが下落している。
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