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日経平均は255円高でスタート、ファーストリテや三菱UFJなどが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39636.87;+255.98TOPIX;2720.57;+7.90

[寄り付き概況]

 11日の日経平均は255.98円高の39636.87円と3日続伸して取引を開始した。前日10日の米国株式市場は反落。ダウ平均は57.88ドル安の42454.12ドル、ナスダックは9.57ポイント安の18282.05で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)が予想を上回り連邦準備制度理事会(FRB)の速やかな利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。大型ハリケーンが影響し週次新規失業保険申請件数が大幅増加したことも景気見通し悪化につながり、さらなる売り圧力となり続落した。人工知能(AI)分野を先導する半導体エヌビディア(NVDA)の上昇が相場全体の下支えとなり、終盤にかけ下げ幅を縮小した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。米国で昨日発表された9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったが、米株式市場の反応が限定的だったことが東京市場で安心感となった。また、著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社、バークシャー・ハザウェイが円建て社債の発行条件を決めており、日本株投資への期待感が株価下支え要因となるとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が小幅ながら下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、海外市場で米長期金利が引き続き強含みの推移となっていることも買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数先物オプション10月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ値はQUICK試算で39701.93円だった。また、オルツ
<260a>が東証グロース上場に上場した。

 セクター別では、銀行業、保険業、鉱業、鉄鋼、石油石炭製品などが値上がり率上位、食料品、不動産業、その他金融業、金属製品、ガラス土石製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>、フジクラ<5803>、アドバンテスト<6857>、リクルートHD<6098>、三井住友<8316>、イオン<8267>、IHI<7013>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、商船三井<9104>などが上昇。他方、7&iHD<3382>、富士通<6702>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>、キヤノン<7751>、京セラ<6971>、JT<2914>、村田製<6981>、武田薬
<4502>、信越化<4063>、テルモ<4543>などが下落している。
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