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日経平均は168円高でスタート、ソシオネクストや川崎船などが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32587.90;+168.57TOPIX;2249.73;+6.74


[寄り付き概況]

 14日の日経平均は168.57円高の32587.90円と続伸して取引を開始した。前日13日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は47.71ドル高の34395.14ドル、ナスダックは219.61ポイント高の14138.57で取引を終了した。6月卸売物価指数(PPI)がインフレ改善を示す新たな証拠となり、金利ピークへの期待から買いが継続し、寄り付き後、上昇。金利の低下やドル安が企業の収益改善につながるとの期待も強まり相場をさらに押し上げた。その後も、金利先高観の後退に連れたハイテクの上昇がけん引し、終日堅調に推移。ナスダック総合指数は終盤にかけて上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継いだ。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が1.58%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.03%
上昇と、ダウ平均(0.14%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、国内主要企業の3-5月期決算発表が今日まで続き、好業績銘柄への関心が「高まっていることも株価を下支えした。一方、外為市場で1ドル=137円90銭台と、昨日15時頃と比べ90銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の重しとなったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数先物オプション7月物の特別清算指数(SQ)算出日。SQ値はQUICK試算で32484.24円だった。

 セクター別では、海運業、精密機器、その他金融業、証券商品先物、サービス業などが値上がり率上位、保険業、石油石炭製品、電気・ガス業、パルプ・紙が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、アドバンテスト<6857>、川崎船<9107>、郵船<9101>、住友鉱<5713>、東宝<9602>、楽天グループ<4755>、商船三井<9104>、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、TDK<6762>、レーザーテック<6920>、中外薬<4519>、リクルートHD<6098>、NTTデータG<9613>、京セラ<6971>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、7&iHD<3382>、東京海上HD<8766>、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、キヤノン<7751>、三井住友<8316>、ファナック<6954>、第一三共<4568>、三菱UFJ<8306>などが下落している。

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