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日経平均は52円高でスタート、 ソニーGやANAなどが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27455.03;+52.98TOPIX;1962.73;-2.44


[寄り付き概況]

 3日の日経平均は52.98円高の27455.03円と3日続伸して取引を開始した。前日2日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は39.02ドル安の34053.94ドル、ナスダックは384.50ポイント高の12200.82で取引を終了した。主要各国中銀の利上げが停止に近づいたとの安心感から買われ、寄り付き後、上昇。金利先高観の後退やメタ・プラットフォームズ(META)の好決算を背景に、ハイテク株の買い戻しに拍車がかかり、ナスダック総合指数は大幅高となった。一方、ダウ平均は利食い売りが優勢で下落、全体はまちまちで終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、一時270ドルを超す下げとなった後は取引終了にかけて下げ渋ったことが東京市場で安心感となり、また、ナスダック総合指数が3.25%上昇と大幅高となったことが東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価支援要因となった。さらに国内主要企業の四半期決算発表が佳境となっており、好決算や好業績見通し銘柄への物色意欲が高まりやすく、株価の下支え要因となった。一方、日経平均はこのところ心理的な節目とされる27500円近辺で売りに押される展開となっており、上値の重さが指摘されている。また、今日は週末ということに加え、今晩に1月の米雇用統計発表を控え、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は10時45分に1月の財新中国非製造業PMIが発表される。

 セクター別では、精密機器、医薬品、電気機器、海運業、サービス業などが値上がり率上位、鉱業、保険業、石油石炭製品、電気・ガス業、卸売業などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ZHD<4689>、ソニーG<6758>、村田製<6981>、ANA<9202>、中外薬<4519>、武田薬<4502>、HOYA<7741>、三菱電<6503>、リクルートHD<6098>、MRO<3064>、ソフトバンクG<9984>、商船三井<9104>、ファーストリテ<9983>、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>、ダイキン<6367>などが上昇。他方、コナミG<9766>、パナHD<6752>、ローム<6963>、三菱重<7011>、丸紅<8002>、花王
<4452>、イビデン<4062>、INPEX<1605>、KDDI<9433>、東電力HD<9501>、東京海上<8766>、三菱商事<8058>、三菱自<7211>、日立<6501>、三菱UFJ<8306>、住友化<4005>などが下落している。

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