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日経平均は405円高でスタート、任天堂やソフトバンクGなどが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;30077.27;+405.57TOPIX;1927.11;+24.04

[寄り付き概況]

 25日の日経平均は405.57円高の30077.27円と反発して取引を開始した。前日24日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は424.51ドル高の31961.86ドル、ナスダックは132.77ポイント高の13597.97で取引を終了した。長期金利上昇の警戒感に寄り付き後、下落した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院議会での証言に続き下院議会証言でも長期にわたり金融緩和を維持する方針を繰り返したほか、食品医薬品局(FDA)スタッフが製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)開発の新型コロナワクチンの緊急使用許可を支持する報告書を発表、近く緊急使用が承認されるとの期待も景気回復期待につながり、主要株式指数はプラスに転じた。ダウは引けにかけて上昇幅を拡大、史上最高値を更新して終了した。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日本でもワクチン普及に向けた前向きなニュースやパウエルFRB議長の証言が好感された。また、昨日の米国市場で米長期金利が一段と上昇したにもかかわらずナスダックが3営業日ぶりに反発したことに加え、外為市場で1ドル=105円90銭台と昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円安・ドル高に振れたことも安心感となった。一方、米長期金利の上昇に対する警戒感が継続しているほか、国内でワクチン接種が遅れがちなことなどが株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日はアピリッツ<4174>がJASDAQに上場した。

 セクター別では、ゴム製品、鉱業、海運業、石油石炭製品、鉄鋼などが値上がり率上位、小売業が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、ソニー<6758>、トヨタ<7203>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、HOYA<7741>、ダイキン<6367>、三菱商事<8058>、三菱UFJ<8306>、エムスリー<2413>、日本製鉄<5401>、東京海上<8766>などが上昇。他方、スズキ<7269>、イオン<8267>、イオンモール<8905>、エイチ・アイ・エス<
9603>、7&iHD<3382>、ウエルシアHD<3141>、吉野家HD<9861>、ビックカメラ<3048>などが下落している。

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