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日経平均は89円安でスタート、日本電産や村田製などが下落


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28557.46;-89.04TOPIX;1870.12;-0.97

[寄り付き概況]

 4日の日経平均は89.04円安の28557.46円と4日ぶり反落して取引を開始した。前日3日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は36.12ドル高の30723.60ドル、ナスダックは2.23ポイント安の13610.54で取引を終了した。利益確定する売りが優勢となり寄り付き後、下落。その後、予想を上回ったADP雇用統計やISM非製造業景況指数を受けて下げ止まった。追加経済対策の早期実現への根強い期待や新型コロナワクチンの普及加速を期待した買いにダウは上昇に転じるも終日上値の重い展開となった。ナスダック総合指数は史上最高値付近で伸び悩んだ。

 米国株式相場を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。10都府県の緊急事態宣言延長による足元経済への悪影響が引き続き懸念され、また、昨日までの3日続伸で日経平均が1000円近く上昇していることから利益確定売りも出やすく、株価の重しとなった。一方、引き続き20年4-12月期決算発表を受けた好業績銘柄の物色意欲が強く、また、米国追加経済対策の早期実現観測や予想を上回る米経済統計の発表を受け、米国経済の先行き楽観ムードが広がり、東京市場の株価支援要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は1月24-30日に国内株を4週ぶりに売り越した。売越額は1875億円だった。

 セクター別では、化学、機械、金属製品、医薬品、食料品などが値下がり率上位、証券商品先物、海運業、空運業、鉱業、ゴム製品などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、日本電産<6594>、村田製<6981>、レーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、TDK<6762>、ファナック<6954>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、富士通<6702>、ルネサス<6723>、SMC<6273>などが下落。
他方、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、日立<6501>、三菱UFJ<8306>、JAL<9201>、JR東海<9022>、日本郵船<9101>、NTT<9432>、デンソー<6902>、東電力HD<9501>、住友電工<5802>、キヤノン<7751>、OLC<4661>、楽天<4755>などが上昇している。

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