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日経平均は110円高でスタート、ファーストリテやトヨタなどが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;26635.11;+110.32TOPIX;1774.23;+9.02

[寄り付き概況]

 24日の日経平均は110.32円高の26635.11円と続伸して取引を開始した。前日23日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は114.32ドル高の30129.83ドル、ナスダックは36.80ポイント安の12771.11ポイントで取引を終了した。経済指標は強弱まちまちの結果ながら追加経済対策の成立期待や銀行株の上昇に支えられ寄り付き後上昇した。しかし、トランプ大統領が議会承認の追加経済対策法案で拒否権を発動する可能性に言及したため上値が抑制。引けにかけて、大統領が国防法案に拒否権を発動すると上げ幅を縮小した。

 米国株式相場を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。米ファイザーが新型コロナワクチン1億回分を米国に追加供給すると発表したことなどを受け、ワクチン普及への期待が高まり、株価支援要因となった。一方、内外で新型コロナ感染拡大に歯止めがかからず、西村経済再生相が感染が拡大している地域のイベントを一時的に5000人を上限とすることを明らかにするなど、足元経済への悪影響が広がる可能性が懸念され、株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は、東京通信<7359>がマザーズに、グローバルインフォメーション<4171>がジャスダックに上場した。なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)
によると、海外投資家は13-19日に国内株を4週ぶりに売り越した。売越額は5043億円だった。

 セクター別では全業種が値上がり。鉱業、鉄鋼、海運業、非鉄金属、銀行業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、トヨタ<7203>、三菱UFJ<8306>、日本電産<6594>、信越化<4063>、JR東海<9022>、デンソー<6902>、イオン<8267>、安川電<6506>、キヤノン<7751>、ダイフク<6383>などが上昇。他方、エムスリー<2413>、武田薬<4502>、OLC<4661>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、MDV<3902>、三井不<8801>、メドピア<6095>などが下落している。

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