日経平均は207円安でスタート、東エレクやファナックが売られる

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;20779.93;-207.99TOPIX;1544.42;-11.73

[寄り付き概況]

　20日の日経平均は前日比207.99円安の20779.93円と続落で取引を開始した。前日の米国市場では、18日の流れを受けて買いが先行したものの、FOMC(連邦公開市場委員会）では大方の予想通り利上げが実施され、発表後に相場は下落に転じた。2019年の利上げ予想回数を2回へ引き下げたが、量的緩和によって膨らんだ連銀のバランスシートへの言及がなかったことから、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比290円安の20630円。円相場は1ドル112円40銭台で前日比で円高方向で推移している。
この流れから、東京市場も200円を超える下落での寄り付きとなった。

　業種別では、海運業、証券・商品先物取引業などほとんどの業種がマイナスで推移する展開となっている。一方、鉱業、電気・ガス業、陸運業などがプラスで推移している。売買代金上位では、東京エレクトロン<8035>の下げが目立つほか、昭和電工<4004>、ファナック<6954>、パナソニック<6752>、ソフトバンクG<9984>などがマイナスで推移。一方、武田薬品工業<4502>、キーエンス<6861>、トヨタ自<7203>などがプラスで推移している。


＜US＞