日経平均は反発でスタート、円安好感で買い戻し

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;19433.44;+75.47TOPIX;1598.59;+6.59


[寄り付き概況]

　7日の日経平均は反発でスタートした。前日の米国市場では、トランプ大統領と民主党がハリケーン被害救済法案に3か月間の債務上限引き上げ・政府運営資金を抱き合わせることで合意し、共和党も追認する意向が報じられて上昇したものの、北朝鮮情勢や大西洋で過去最大勢力とされるハリケーン「イルマ」のフロリダ州周辺への上陸を控えた警戒感から上値は限られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の19460円となり、為替相場は1ドル109円10銭台と前日比円安方向に振れて推移している。これを受けて、米株高や円安進行を好感して買い戻しの動きが強まっている。

　セクターでは、パルプ紙、建設業、ゴム製品、輸送用機器などが上昇。売買代金上位では、任天堂<7974>、アインＨＤ<9627>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、住友鉱<5713>、大成建設<1801>、SMC<6273>が上昇。一方で、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、ファナック<6954>などは下落。

（アナリスト　雲宮祥士）


＜HT＞