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中東リスクの高まりによる原油高などを嫌気してリスク回避の動きへ


*08:25JST 中東リスクの高まりによる原油高などを嫌気してリスク回避の動きへ
[本日の想定レンジ]
10日のNYダウは316.20ドル安の52064.46ドル、ナスダック総合指数は171.62pt安の2
6081.72pt、シカゴ日経225先物(9月限)は大阪日中比1175円安の64015円だった。
本日は、原油高や長期金利上昇が重しとなり、リスク回避の動きが強まりそうだ。10日の東京市場は、中東情勢の一段の悪化を警戒し売り先行で始まったものの、取引終盤に台湾の半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が好調な月次売上高を発表したことを受け、半導体・人工知能(AI)関連株の一角が買われ、日経平均は切り返しプラス圏を回復し高値引けとなった。ローソク足は、上ヒゲのない
「陽の大引け坊主」を描いた。買方が優勢のまま取引を終えており、強気な姿勢が持続する可能性がありそうだ。10日の米国市場では、主要株価指数がそろって下落した。海外メディアが10日、「イエメンの親イラン武装組織フーシ派が海上輸送の要衝バベルマンデブ海峡に近い港湾都市モカを制圧した後、紅海のハニシュ諸島に到達した」と報じた。ホルムズ海峡と並びエネルギー輸送の重要ルートである紅海で対立が激化すれば、中東産のエネルギー供給混乱が長引くとの懸念が原油買いを後押し、原油価格は一時1バレル=103ドルへと急伸した。中東情勢の緊迫化が一段と強まるとの見方から、株式市場でもリスク回避の動きが強まった。なかでも、SOX指数は2%を超える下落率となった。ナイトセッションの日経225先物(12月限)は心理的な節目の64000円台を割り込んで終了したため、本日の東京市場は指数寄与度の大きい半導体・AI関連株など値がさハイテク株中心に売りが優勢となりそうだ。
また、8月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比5.4%上昇し、市場予想(5.3%上昇)を上回った。インフレ圧力の強さが意識され、米長期金利が上昇したことも株式市場にはネガティブ材料になりそうだ。ただ、前日に下値での買い意欲の強さが確認できたことはポジティブに受け取る投資家もいると想定される。また、金利の上昇を受けて銀行などの割安株に資金が向かい、本日も前日同様に下値での買いが相場を支える可能性もあり、3日に記録した直近安値(63772円)水準を維持できるのか注目される。上値のめどは、心理的な節目の66000円や75日移動平均線の66823円、心理的な節目の67000円。下値のめどは、9月3日安値の63772円や心理的な節目の63000円、62000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限65000円-下限63800円



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