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日経平均は歴史的な急落、ブラックマンデー以来、史上2番目の下落幅


*15:35JST 日経平均は歴史的な急落、ブラックマンデー以来、史上2番目の下落幅 1日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は494.82ドル安(-1.21%)の40347.97ドル、ナスダックは405.26ポイント安(-2.30%)の17194.14、S&P500は75.62ポイント安(-1.37%)の5446.68で取引を終了した。利下げ期待を受けた買いが続き、寄り付き後、上昇。その後、失業保険申請件数が1年ぶりの高水準に達したほか、ISM製造業景況指数が予想外に低下するなど、急速な景気悪化を警戒した売りが加速し、相場は下落に転じた。主要ハイテク企業決算を控えた警戒感も重しとなり相場は終日軟調に推移し、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了。

米国株の下落や為替の円高推移などを受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比7%超の大幅安となったことから、半導体株がきつい下げとなり日経平均は37000円台を一気に割り込む展開に。売りが売りを呼ぶ地合いとなり、大引けにかけて一段安となった日経平均は36000円台も割り込む。下落幅は1987年10月20日のブラックマンデー翌日以来、史上2番目となったほか、TOPIXは史上16番目の下落率となった。

大引けの日経平均は前日比2216.63円安(-5.81%)の35909.70円となった。東証プライム市場の売買高は29億7030万株。売買代金は6兆6429億円。全業種が下落したなか、証券・商品先物取引業、銀行業、保険業、電気機器、卸売業の下げが目立った。東証プライム市場の値上がり銘柄は0.8%、対して値下がり銘柄は98.7%となっている。

日経平均採用銘柄では、株式市場の地合い悪化が嫌気されて、大和証券グループ本社<8601>、野村ホールディングス<8604>など証券株がきつい下げとなったほか、スクリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体株も急落。このほか、三越伊勢丹<3099>、三井物産<8031>、荏原製作所<6361>、三井化学<4183>、日本製鋼所<5631>、三菱重工<7011>、三菱UFJ<8306>、日立<6501>など幅広い銘柄が売られた。

一方、豪州市場などが好調だったことで第1四半期決算が想定以上の大幅増益となった日本ハム<2282>が逆行高となったほか、コナミグループ<9766>、日本製鉄<5401>
も好業績が材料視されて買われた。このほか、アステラス製薬<4503>、ZOZO<3092>、武田薬品<4502>が上昇。なお、日経平均採用銘柄で上昇したのはこれら6銘柄のみとなった。
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