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日経平均は4日ぶり反落、連休明け米株堅調も利益確定売り


日経平均は4日ぶり反落。連休明けとなった5日の米国市場でNYダウは続伸し、373ドル高となった。良好な経済指標が相次ぎ、S&P500指数とともに過去最高値を更新。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も国債利回りの低下を受けて上昇した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで119円高からスタートしたが、寄り付きを高値に失速。時間外取引のNYダウ先物がやや軟調だったこともあって、前日までの上昇を受けた利益確定の売りが広がり、後場には一時29665.86円(前日比423.39円安)まで下落した。

大引けの日経平均は前日比392.62円安の29696.63円となった。東証1部の売買高は11億
3587万株、売買代金は2兆4943億円だった。業種別では、鉱業、医薬品、銀行業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは証券のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の87%、対して値上がり銘柄は11%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>などが軟調。値がさグロース(成長)株は米ハイテク株高を引き継いで全般に買いが先行したものの続かなかった。米金利低下を受けて三菱UFJ<8306>などのメガバンク株も反落。また、通期決算発表のしまむら<8227>や一部証券会社の投資判断引き下げが観測されたJIA<7172>は売りがかさみ、ジェイテックC<3446>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、エムスリー<2413>、日立<6501>は小じっかり。神戸鋼<5406>は前期業績の上振れや復配が好感され、キユーピー<2809>やビックカメラ<3048>も決算・業績修正を受けて急伸。
また、ビットコイン価格の上昇でマネックスG<8698>が大きく買われ、東証1部上昇率トップとなった。
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