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日経平均は3日ぶり小幅反発、日米イベント通過で切り返す


日経平均は3日ぶり小幅反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の引き上げが決定されたものの、年内の追加利上げ見通しが据え置かれたことで利上げペース加速観測が後退。円相場が1ドル=113円台前半まで上昇した流れを受けて、日経平均は118円安でスタートした。ただ、事前に手控えムードが強かっただけに、売り先行後はアク抜け感から下げ渋る展開となった。日本銀行・金融政策決定会合では予想どおり金融政策の据え置きが決定され、イベント通過により後場の日経平均はプラスへと切り返した。

大引けの日経平均は前日比12.76円高の19590.14円となった。東証1部の売買高は17億9651万株、売買代金は2兆1590億円だった。業種別では、海運業、非鉄金属、鉱業が上昇率上位だった。一方、保険業、銀行業、食料品が下落率上位だった。

個別では、ソフトバンクG<9984>が堅調で指数の押し上げ役となったほか、任天堂
<7974>、ソニー<6758>、キヤノン<7751>もしっかり。新規高評価が観測されたコマツ<6301>が2%超上昇し、Vテク<7717>も4%高と売買代金上位のなかで上げが目立った。また、業績予想を上方修正したM&Aキャピ<6080>がストップ高水準まで買われ、北の達人<2930>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、東芝
<6502>が3%安と続落したほか、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、トヨタ自
<7203>、みずほ<8411>もさえない。第一生命HD<8750>が3%超安となるなど保険株の下げが目立ち、日産自<7201>は一部報道を受けて後場急落する場面があった。また、T&Gニーズ<4331>や第一生命HD、ソフトブレーン<4779>などが東証1部下落率上位となった。


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