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日経平均は小幅反発、日銀会合の発表待ちで売買手控え


*12:14JST 日経平均は小幅反発、日銀会合の発表待ちで売買手控え  日経平均は小幅反発。前日比40.80円高(+0.12%)の32799.78円(出来高概算6億
3300万株)で前場の取引を終えている。
 
 18日のNY市場は上昇。ダウ平均は0.86ドル高(+0.00%)の37306.02ドル、S&P500は、21.37ポイント高(+0.45%)の4740.56ポイント、ナスダックは91.27ポイント高(+0.62%)の14905.19ポイントで取引を終了した。12月住宅市場指数の改善でソフトランディング観測が強まり、寄り付き後、上昇。エネルギーセクターや会員制倉庫型卸売・小売会社のコストコホールセールの上昇も相場を押し上げた。一部、米連邦準備制度理事会(FRB)関係者が市場の早期利下げ観測に懐疑的見方を表明したものの、金利先安感が根強くハイテクが相場を支えたほか、年末にかけたサンタクロースラリーを期待した買いで終日堅調に推移。終盤にかけダウは失速も小幅ながら連日で過去最高値を更新した。

 堅調な外部環境を材料に、日経平均は反発でスタートしたが、寄り付き後は、前日終値水準を挟んでのもみ合いとなった。昼過ぎに日本銀行の金融政策決定会合の結果が伝わることから、為替市場含め、様子見ムードの強い地合いとなった。

 日経平均採用銘柄では、ナスダック上昇を背景に、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が上昇し、日経平均を70円ほど押し上げたほか、ファーストリテ<9983>も堅調。一方、USスチール買収を発表した日本製鉄<5401>は、資金負担増加が懸念されて売り優勢となった。また、和歌山の火力発電所の建設中止と報じられた関西電力<9503>も売られた。

 セクターでは、保険業、食料品、その他製品、銀行業、パルプ・紙などが上昇した一方、空運業、陸運業、鉄鋼、建設業、倉庫・運輸関連などが下落した。

 ランチタイムに、日銀は「大規模緩和の現状維持」を発表した。為替市場では、ドル・円が143円台まで円安ドル高が進行しており、225先物は33000円台を回復している。後場の東京市場は、円高推移で売られていた輸出関連銘柄など大型株を中心に買い優勢の展開となろう。ただ、15時30分から行われる植田和男日銀総裁の記者会見を見極めたいとするムードは引き続き強いことから、買い一巡後の日経平均は上値が重くなると想定する。
<AK>
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