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日経平均は続落、円安一服と決算待ちで積極的には手掛けづらく


 日経平均は続落。100.64円安の22372.14円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えている。

 5月4日の米国市場ではNYダウが332ドル高と続伸した。著名投資家のウォーレン・バフェット氏がアップル株を買い増ししたことを明らかにし、同社株価が上場来高値を付けるなどハイテク株が買われた。連休明けの東京市場では米株高を好感した買いが先行し、日経平均は40円高でスタートした。ただ、米4月雇用統計で非農業部門雇用者数や賃金の伸びが予想を下回ったことなどから、為替市場では1ドル=108円台後半と円安が一服しており、米中貿易摩擦への懸念もあって日経平均は寄り付き直後を高値にマイナスへ転じた。前場中ごろには22350.91円(121.87円安)まで下落する場面があった。

 個別では、武田薬<4502>、ソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、ファナック<6954>、村田製<6981>などがさえない。村田製などのアップル関連株も朝高後は利益確定の売りに押された。コマツ<6301>や野村<8604>は2%超、ルネサス<6723>は3%超の下げ。決算発表の日本ライフL<7575>は商いを伴って急落した。一方、任天堂<7974>、マネックスG<8698>、ソニー<6758>、東エレク<8035>、東京電力HD<9501>などが買われた。レーティング引き上げ観測の第一三共<4568>は上げが目立った。セクターでは、証券、保険業、精密機器などが下落。反面、石油・石炭製品、電気・ガス業、鉱業などが堅調。NY原油先物相場の上昇が好感された。

 今週は1600社を超える企業の決算発表が予定されており、これらの内容を見極めたいとする思惑から積極的な買いは手掛けづらいだろう。アップル関連株の伸び悩みなどから、米中貿易摩擦などを背景とした世界経済や企業業績の先行きに対する警戒感の根強さも窺える。先週、一時22500円台を回復した日経平均だが、トヨタ自<7203>など主力企業の決算を受けて今後の方向を見極める形となりそうだ。

 新興市場ではマザーズ指数や日経ジャスダック平均が続伸している。相対的にしっかりした値動きだが、主力企業の決算発表の合間に目先的な物色が向かっている印象もある。
決算発表一巡まで本格的な資金流入は期待しにくく、個別材料株が散発的に買われる展開が続きそうだ。
(小林大純)


<AK>

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