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日経平均は小幅続落、メガバンク決算がアク抜け材料になるか


 日経平均は小幅に続落。41.75円安の19842.15円(出来高概算11億株)で前場の取引を終えている。12日の米国市場では、小売決算が嫌気される一方で、アップルやアマゾンが最
高値を更新するなどハイテク株が選好され、まちまちの展開。シカゴ日経225先物清算値は
大阪比65円安の19815円だったほか、円相場は1ドル113円前半と、前週末からの円安が一服していることもあり、利食い先行といった流れに。また、5月SQ値が上に幻のSQを残す形となったことも心理的に利食いに向かわせやすいほか、北朝鮮の地政学リスクも警戒されている。

 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、過半数を占めている。セクターでは不動産、パルプ紙、サービス、建設、医薬品が堅調。半面、鉱業、石油石炭、鉄鋼、非鉄金属、銀行が冴えない。

 日経平均は寄付き直後に19740.63円まで下げ幅を広げたが、その後は下げ幅を縮めての推移をみせている。日経平均は年初からのもち合いレンジの上限だった19600-19700円処が現在の支持線として意識されやすく、下値の堅さは意識される。また、TOPIXも小安く推移するなか、日銀のETF買入れへの思惑も売り込みづらくさせそうだ。先週は決算ピークだったこともあり、決算を受けた物色に向かわせている。

 日経平均は現在の水準で下げ渋りをみせてくるようだと、年初からのもち合いレンジ上限が支持線として機能した格好となり、仕切り直しが意識されそうである。本日はメガバンクの決算が予定されているが、三菱UFJ<8306>は4月半ば以降のリバウンドから、現在はトレンド転換が意識される水準でのこう着をみせている。強弱感が対立しやすいところであり、決算がアク抜け材料となるかが注目される。
(村瀬智一)


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