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日経平均は小幅下落、決算のほか、リバランスの商いが中心


 日経平均は小幅に下落。35.21円安の18875.57円(出来高概算7億9000万株)で前場の取引を終えた。前日の下げの一因だった欧州市場が落ち着いた動きをみせていることもあり、買い先行で始まった。その後はこう着感の強い相場展開となるなか、前場半ばには一時18984.24円まで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、節目の19000円には届かず、次第に上値の重さが嫌気される格好から下げに転じると、前引けにかけて下落幅を広げている。

 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が若干上回っているが、値上がり値下がり数がほぼ拮抗。セクターでは決算を手掛かりとした物色が中心となるなか、ガラス土石、不動産、卸売、サービス、倉庫運輸、小売が小じっかり。半面、石油石炭、鉱業、水産農林、金属製品、情報通信が冴えない。

 日経平均は狭いレンジ内でのこう着が続いている。売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、Vテク<7717>、三井住友<8316>、ソニー<6758>、キーエンス<6861>が軟調。半面、JT<2914>、旭硝子<5201>、ファナック<6954>、富士重<7270>がしっかり。決算のほか、リバランスの商いが中心であり、また週末にSQを控えていることもあり、方向感の掴みづらい状況である。

 午後は日銀のETF買い入れが意識されるが、日経平均が19000円に届かないと、短期筋の売り仕掛け的な商いが膨らみやすいだろう。短期的にショートポジションに傾きやすい需給状況のなか、大引けにかけてのショートカバーを狙った押し目拾いといったところであろう。
(村瀬智一)


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