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日経平均は続落、ややディフェンシブ系に資金がシフト


 日経平均は続落。78.51円安の19442.18円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。5日の米国市場では、雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から利益確定の売りが広がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の19425円、円相場は1ドル115円40銭台と円高に振れて推移するなか、利益確定の売りが先行した。ただ、下を売り込む流れにはならず、寄付き直後につけた19354.44円を底に、その後は19400円台半ばでの推移をみせている。

 セクターではサービス、食料品、陸運、水産農林、建設がしっかり。半面、鉄鋼、保険、鉱業、輸送用機器、非鉄金属、証券、銀行が冴えない。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が
1100を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は大型株指数の弱さが目立つ。

 日経平均は売り一巡後は底堅さが意識されており、5日線が支持線として機能している。
先高期待は根強いものの、トランプ次期米大統領によるトヨタ自<7203>のメキシコ計画への批判など、トランプ政権へのマイナス面を警戒する動きもみられている。そのため、トランプ物色で先行していた銘柄へは一先ず利益確定の売りが出やすい面もあり、リバランスの流れから、ややディフェンシブ系に資金がシフトしやすい。

 とはいえ、物色意欲が強いこともあり、米ラスベガスで5日(米国時間)から世界最大の家電見本市「CES 2017」の開幕を受けて、AIやIoTなどのテーマ株物色への関心が高まりそうだ。
(村瀬智一)


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