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日経平均は続伸、材料株物色にもシフトしづらく、銘柄選別は難しくなる


 日経平均は続伸。131.82円高の19405.61円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えている。日経平均は買い先行で始まり、年初来高値を更新している。15日の米国市場では予想を上回る経済指標の発表が好感された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の
19440円、円相場は1ドル118円25銭近辺で推移するなか、シカゴ先物にサヤ寄せする格好で始まった。ただ、過熱警戒感も意識されており、寄付き後はやや上げ幅を縮めている。とはいえ、利益確定の流れが目立ってはいるが、全体としては押し目待ちに押し目なしの状況。

 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも上昇。セクターでは銀行、ガラス土石、金属製品、水産農林、精密機器、鉄鋼、空運が上昇。半面、その他製品、保険、情報通信、パルプ紙が一服。

 任天堂<7974>など一部銘柄で利益確定の流れが強まっており、日経平均で見ても買い一巡後は19400円を挟んでのこう着が続いている。しかし、高値圏での推移であり、押し目待ちに押し目なし、の状況であろう。過熱警戒感もあって手がけ辛さが窺えるが、先高期待は強く、押し目買い意欲の強さが窺える。

 来週に入ると、より海外勢のフローは限られてくるため、物色対象にも変化が表れよう。
とはいえ、米国ではFOMCが通過すると年末にかけて大きな不透明要因はなく、長期金利及びインフレ期待の上昇や原油価格の上昇も緩やかなペースで進む限りは、株式相場にとってはプラスの影響が期待されるところ。来年1月に就任するトランプ次期大統領の政策に対する期待感は引き続き根強く、出来高が細る中でも強い相場展開が予想されよう。

 そうなると、個人主体による材料株物色にもシフトしづらく、銘柄選別は難しくなる。
(村瀬智一)


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