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マザーズ指数は続落、EC関連や在宅ワーク関連に売り 値上がり率トップはアクリート


 本日のマザーズ指数は、米国市場が上昇したことや、堅調に推移したマザーズ先物のナイトセッションの流れを引き継ぎ反発してスタートした。寄り付き後は、一時上げ幅を拡大し、前日比18.0pt高まで上昇する場面があったものの徐々に上げ幅を縮小した。その後、後場に入りマイナスに転じ、この日の安値付近で取引を終了した。NTTドコモのドコモ口座で不正引き出しが相次いで発見されたことで、時価総額上位のBASE<4477>やAIinside<4488>などEC関連や在宅ワーク関連銘柄へのセキュリティ懸念が相場の重しとなったようだ。そのほか、英アストラゼネカが新型コロナワクチンの第3相臨床試験を来週に再開すると報じられたことで、時価総額上位のアンジェス<4563>などバイオ株の思惑が低下し相場の上値を抑える結果となった。そのほか、インターファクトリー<4057>やサンアスタリスク<4053>など直近IPO銘柄を売る流れが強まったことが市況を悪化させたようである。マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1874.65億円。騰落数は、値上がり134銘柄、値下がり183銘柄、変わらず10銘柄となった。
 個別では、NTTドコモのドコモ口座の不正送金事件でセキュリティ関連銘柄のアクリート<4395>は13%を超える上昇となり、LIFULL<2120>の子会社と業務提携を発表したサンワカンパニー<3187>が10%を超える上昇となった。また、菅官房長官が待機児童ゼロと述べたことでSERIOホールディングス<6567>が11%を超える上昇となった。そのほか、GDH<4437>、ユーザベース<3966>、アドウェイズ<2489>が高い。一方、直近IPO銘柄を売る流れからティアンドエス<4055>が8%を超える下げとなり、また、日本情報クリエイト<4054>も7%を超える下げとなった。そのほか、AIinside、BASE、メルカリ<4385>が安い。


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