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マザーズ指数は反落も材料株物色は活発、値上がり率トップはタイセイ


 本日のマザーズ指数は、個別に材料のある銘柄への物色は依然活発ながらも全体としては軟調となり反落した。前日の米国市場では、トランプ米大統領による発言から米中協議の長期化懸念が高まったことなどにより主要指数は揃って大きく下落。為替も1ドル=108円60銭台と円高方向に傾いていたことから、東証1部市場の電子部品セクターなど大型株は軟調となり、個人投資家の物色意欲はマザーズをはじめとした新興市場に向かう形となった。ただ、出遅れていたマザーズ指数も11月半ば以降はほぼ一本調子に上昇していたことから、全体相場のセンチメントが悪い中、積極的に上値を追う展開とはならず、材料のある個別株物色に留まり、全体としては前日比マイナス圏での軟調推移となった。なお、売買代金は概算で819.81億円。騰落数は、値上がり115銘柄、値下がり175銘柄、変わらず10銘柄となった。
 個別では、「通販サイトの登録会員数を今後3年で現在の2倍の10万社に」との一部報道が材料視されたタイセイ<3359>が26%超とストップ高まで買い進まれたほか、中国政府が2025年までに新エネルギー車の新車販売比率の目標を引き上げるとの一部報道を受けてリチウムイオン電池関連として物色された中村超硬<6166>が16%超と大きく3日続伸した。また、ビープラッツ<4381>、ベガコーポレーション<3542>なども2ケタ台の大幅上昇をみせた。その他、REIT情報ベンダーのProp Tech plus(東京都港区)の株式を取得し子会社化すると発表したミンカブ<4436>も9%超と大きく上昇した。一方、連日の急騰から利益確定売りが優勢となったブティックス<9272>と和心<9271>は揃って2ケタ台の下落となった。そのほか、キャンバス<4575>、クックビズ<6558>、Amazia<4424>などが値下がり率上位となった。売買代金上位では指数インパクトの大きいところで、そーせい<4565>が小幅に上昇した一方で、サンバイオ<4592>、メルカリ<4385>、Sansan<4443>などは下落した。


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