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【中国の視点】各国の自動車大手:インド投資加速、日本企業に好機も


インドにおける自動車需要の増加に伴い、各国の自動車大手によるインドへの投資が加速している。

地元メディアによると、インド政府は向こう3-4年、インドでの自動車製造を拡大させるため、日本やドイツ、フランス、韓国、中国などの自動車大手7-8社を自国への投資を誘致する計画だという。投資総額は80億-100億米ドル(約8960億円-1兆1200億円)になる見通しだ。

インドのモディ首相は2014年の就任後、国内総生産(GDP)に占める製造業のウエートを高めるという目標を掲げていた。自動車工場の整備拡大に伴い、雇用確保につながるほか、インド国民の自動車の普及率がまだ低いため、市場成長に期待できそうだ。

統計によると、インドの人口は約13億人となり、自動車普及率は3.2%にとどまっているという。過去数年の自動車市場の拡大ペースは7%となり、2020年には米中に続き、世界3位に浮上すると予測されている。

また、深刻な大気汚染に悩まされているインドでは、エコカー分野に強い日本メーカーにとって大きなチャンスとなるとも言われている。

なお、2016年のインド自動車市場では、トップ3位のシェアを握ったのは日本との合弁企業マルチ・スズキ(47.3%)、韓国のヒュンダイモーター(17%)、地元メーカーマヒンドラ&マヒンドラ(7.7%)となった。


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