
加入前に発症していた病気は補償されない場合がある
「症状が出たらペット保険に入ろう」と考えている場合は注意が必要です。
ペット保険では一般的に、保険契約が始まる前に発症していた病気や、負っていたケガについては補償されない場合があります。
例えば、猫に気になる症状が現れた後でペット保険に申し込み、契約成立後に動物病院で病気と診断されたとします。
「診断されたのは保険加入後だから補償される」と考えるかもしれませんが、保険開始前から病気が発症していたと判断されれば、補償対象外になる可能性があります。
例えば、株式会社FPCでは、保険契約開始以前から発症している傷病は補償対象外としています。そのため、「病名が確定する前に加入すれば大丈夫」とは限りません。
加入後すぐの病気が補償されない「待機期間」にも注意
ペット保険の中には「待機期間」が設定されている商品があります。待機期間とは、契約が始まった後でも、一定期間は病気などの補償を受けられない期間です。
待機期間が設定されている場合、その期間中に発症した病気は補償対象外となることがあります。また、待機期間が終わった後も、その病気の治療については補償されない場合があります。
つまり、「愛猫の体調が少し気になるので、ペット保険に申し込んでおこう」と考えても、その直後に発症した病気まで必ず補償されるとは限りません。
待機期間の有無や日数、病気・ケガの取り扱いなどは商品によって異なります。また、待機期間がない商品でも、申し込と同時に補償が始まるとは限りません。
加入するときは、「いつから補償が開始されるのか」「待機期間はあるのか」「待機期間中に発症した病気はどのように扱われるのか」まで確認しましょう。
病歴があると加入できないとは限らない
すでに病気になった経験があるからといって、すべてのペット保険に加入できなくなるとは限りません。
過去の病気や現在の健康状態を告知し、保険会社の審査を受けた結果、契約できるケースがあります。
ただし、病歴などによっては、特定の病気や身体の部位を補償対象外にする条件が付くほか、加入できない可能性もあります。
例えば、ある病気の治療歴がある猫について「契約自体はできるものの、その病気に関連する治療は補償しない」という条件が付くケースです。
引受基準は保険会社や商品によって異なります。そのため、「一度病気になったからもう入れない」と自己判断するのではなく、候補となる保険会社の加入条件を確認するとよいでしょう。
一方、加入するために病歴や症状を隠すのは避けなければなりません。告知内容が事実と異なると、契約が解除されたり保険金が支払われなかったりする可能性があります。
元気なうちに加入時期と補償条件を検討しよう
ペット保険では、加入前に発症していた病気や、待機期間中に発症した病気などが補償対象外となる場合があります。
もちろん、ペット保険に加入するかどうかは、保険料や貯蓄額、愛猫の年齢などを踏まえて判断する必要があります。
ただ、「病気になってから考えればいい」と先延ばしにすると、いざ加入したいときに希望する条件で加入できない可能性があります。愛猫が元気なうちに、加入可能年齢や待機期間、既往症の扱いなどを確認し、貯蓄で備える方法とも比較しながら検討しておくとよいでしょう。
出典
株式会社FPC よくあるご質問 保険加入前にかかっていた病気であっても、加入後に動物病院で診てもらった場合、補償対象ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
