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【ANA株】家族4人で“福岡の実家”帰省のため「100株・約29万円」購入! 株主優待で「半額」のはずが、使えるのは“1人片道だけ”…友人は「金券ショップなら1枚1400円」と言いますが、必要な枚数を買うほうが得ですか?


【ANA株】家族4人で“福岡の実家”帰省のため「100株・約29万円」購入! 株主優待で「半額」のはずが、使えるのは“1人片道だけ”…友人は「金券ショップなら1枚1400円」と言いますが、必要な枚数を買うほうが得ですか?

ANA株100株の優待で半額になるのは、1人の片道1区間だけ


ANAホールディングス株式会社は、毎年3月末と9月末を基準日として、100株以上を保有する株主に「株主優待番号ご案内書」を発行しています。

 

2026年度の発行基準では、100株〜199株の保有で受け取れるのは1回の基準日につき1枚で、年間では2枚です。株主優待番号1つで、ANA国内線の1人片道1区間がANA指定の基準運賃から約50%割引になります。株主本人だけでなく、家族や友人の利用も可能です。

 

家族4人で東京(羽田)〜福岡を往復する場合、全員分を半額にしようとすると、必要な優待番号は「4人×往復2区間=8つ」です。100株で受け取れる1枚だけでは、7枚が不足します。

 

なお、株を購入してすぐに優待券が届くわけではありません。2026年9月末の権利付最終日までに株を購入していた場合、優待券が発行されるのは11月中旬です。有効期間は12月1日から翌々年5月31日までの1年半なので、年末年始の帰省には間に合う計算です。

 


手元の1枚と金券ショップの券は、まとめて予約できない場合がある


仮に友人が言うように金券ショップで売っている株主優待券を1枚1400円で購入できるとすると、不足する7枚の費用は9800円になります。

 

ただし、注意したいのが有効期間です。2区間以上や複数名分をまとめて予約する場合、同一の有効期間の株主優待番号が必要です。自ら株を買って得た手元の1枚の有効期間が2026年12月1日〜2028年5月31日だとしても、金券ショップで買った券も同じ期間とは限りません。

 

有効期間が異なる券を混ぜる場合は、1人ずつや1区間ずつに予約を分けなければなりません。そのため、予約の手間を減らすには、有効期間のそろった券を用意するのがポイントになります。

 

8枚全てを金券ショップで購入しても、費用は1万1200円です。手元の1枚を使う場合との差は1400円なので、まとめて購入するのも選択肢の1つでしょう。

 

なお、株主優待割引で利用できる座席数は便ごとに限りがあります。特に混雑する年末年始は、優待券を8枚そろえても4人分の席が確保できるとは限りません。

 


通常の割引運賃と比べると、差額は小さくなる


では、航空券代はどのくらい変わるのでしょうか。基準運賃・早めに予約した場合の割引運賃・株主優待割引のそれぞれの金額を比較してみます。

 

ここでは、株主優待割引と通常の割引運賃の差額を分かりやすく比較するため、片道あたりの基準運賃を4万円、株主優待割引を2万円、早めに予約した場合の割引運賃を2万4000円と仮定します。

 

家族4人の往復8区間で計算すると、基準運賃では32万円、割引運賃では19万2000円かかります。株主優待割引なら16万円で、金券ショップで8枚そろえる費用1万1200円を加えても17万1200円です。

 

金券ショップで株主優待を購入する場合、基準運賃と比べれば14万8800円安くなりますが、割引運賃との差は2万800円まで縮まります。

 

もちろん、これは実際の販売運賃ではなく、仕組みを説明するための仮定の金額です。割引運賃は搭乗日や予約時期によって変わり、株主優待割引のほうが高くなる場合もあるでしょう。金券ショップの販売価格も、店舗や時期によって異なります。

 


家族4人の往復に1つで使える5%割引もある


ANAホールディングス株式会社では2026年7月1日から、従来の株主優待割引とは別に、国内線の「シンプル」運賃を5%割引にする株主優待を始めました。

 

対象はエコノミークラスのシンプル運賃で、100株〜499株の株主には1回分のプロモーションコードが発行されます。このコードは同一予約の最大9人・4区間まで適用できるため、家族4人の往復にも使えるのが特徴です。

 

約50%割引の優待とは仕組みが異なるものの、複数人で利用する際は比較したい選択肢でしょう。

 


まとめ


ANA株を100株保有していても、家族4人全員の往復航空券が半額になるわけではありません。一度の帰省が目的なら、株を買わなくても、金券ショップで有効期間のそろった8枚を1枚1400円で購入すれば、優待券の費用は1万1200円で済む計算です。

 

約29万円の株式購入代金は全額が費用になるわけではなく、売却すれば現金化できます。一方で、株価が下がれば損失が出る可能性もあるでしょう。毎年飛行機で帰省する家庭なら、年2枚の優待や5%割引を継続して受けられる点を評価する考え方もあります。

 

株主優待を目的に株を購入するときは、割引率だけで判断せず、必要な枚数や有効期間、ほかの運賃との差額まで比較してから決めることが大切です。

 


出典


ANAホールディングス株式会社 株主優待のご案内

ANAホールディングス株式会社 ANA国内線ご優待

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー


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