
購入から2年ならまずバッテリーの状態を確認しよう
スマホに使われるリチウムイオンバッテリーは消耗品です。充電と使用を繰り返すことで少しずつ劣化し、1回の充電で使える時間が短くなります。
たとえばiPhoneでは、「設定」からバッテリーの状態を確認でき、最大容量が新品時と比べてどの程度残っているかを確認できます。
Appleによると、iPhone 14以前のモデルのバッテリーは、理想的な条件ではフル充電サイクル500回を繰り返した後も、本来の蓄電容量の80%を維持するよう設計されています。iPhone 15モデルでは1000回です。
GoogleもPixelについて、バッテリー容量が80%を下回った場合や、モデルごとに定められた充電サイクル数に達した場合に、バッテリー交換を推奨しています。
購入から2年という期間だけで買い替えを決めるのではなく、まずバッテリーの状態を確認してみましょう。
本体に不満がなければバッテリー交換で支出を抑えられる可能性がある
スマホの動作速度やカメラ性能、保存容量などに不満がなく、問題がバッテリーだけなら、交換して使い続ける方法があります。
たとえば新品のスマホへの買い替えに10万円かかるケースで、仮にバッテリー交換が1万5000円で済むとすると、交換後も数年使える場合は支出を抑えられる可能性があります。
1万5000円で交換してさらに2年間使えれば、単純計算で1年あたり7500円です。一方、10万円のスマホを2年間使うと、本体代だけで1年あたり5万円になります。
もちろん、実際のバッテリー交換料金はメーカーや機種、保証の有無などによって異なります。そのため、修理を依頼する前に正式な見積もりを確認してください。
ほかにも不具合があるなら買い替えたほうがよい場合もある
バッテリー交換が常に得とは限りません。たとえば、画面が割れている、充電端子の接触が悪い、動作が遅い、ストレージ容量が足りないなど、複数の問題がある場合です。
バッテリー交換に加えて画面やほかの部品まで修理すると、合計費用が高くなる可能性があります。その場合、新しい端末を購入したほうが、今後長く使えることを考えると合理的な場合があります。
また、OSの更新やセキュリティアップデートの提供期間も確認しておきたいポイントです。バッテリーを新品にしても、近いうちに必要なアップデートを受けられなくなる機種なら、買い替えも検討したほうがよいでしょう。
つまり、比較するのは「バッテリー交換費」と「新品の価格」だけではありません。修理後に何年使えるかまで考える必要があります。
バッテリー交換と買い替えは今後何年使うかで判断しよう
購入から2年でバッテリーの持ちが悪くなっても、すぐに買い替える必要があるとは限りません。
本体の性能に不満がなく、問題がバッテリーだけなら、交換して使い続けることも選択肢です。一方、ほかにも不具合がある場合は、買い替えも検討しましょう。
バッテリーの状態や交換費用、新品の購入費などを比較し、今後何年使いたいかを踏まえて判断することが大切です。
出典
Apple Japan合同会社 iPhoneのバッテリーとパフォーマンス
グーグル合同会社 Google Pixel のバッテリーについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
